今日は気温は高め目である。
5分前から雨が降り始めた。
今日の夕方に妹夫婦が、実家にある私が引き取ることになっている物品を持って来てくれる。
荷物を降ろしたら、2人の新居で使う照明器具を見に行くことになっている。
2つ修理が必要なランプがあるので、私も一緒に連れて行って貰う。
夕食はテイクアウトを予約している。
最近瑞麗さんは親しい友達が出来たらしい。
昨日用事があり、2人のお父さんと話をした。
毎晩瑞麗さんはZOOMで数学の講義を受けている。
そのお陰で数学の成績が良くなった。
本人はYouTubeの教え方が上手だから、と言っている。
話をしているうちに、トピックが龍玖と瑞麗さんの違いになった。
龍玖はThinkerだけど概念的だ、瑞麗さんの方が人の本質について深く考えている。
「龍玖は君に、瑞麗さんは自分に似ている。」とのこと。
龍玖と私は共通点は結構ある。瑞麗さんはどちらかと言うとお父さんの方かもしれない。瑞麗さんの洞察力は15歳のものとは思えない程発達しているけれど、2人のお父さんに似たからだとはとても思えず同意しかねている。
「君は知らないだろうけれど。」
と瑞麗さんの近況について話してくれた。その後、
「アーティストって抱えなくても良いことを沢山抱えて大変だね。ずっと憧れていたけれど、全然羨ましくなくなった。一緒にいる人も巻き込まれて大変だ。」
と言っていた。私に対する嫌味なのかもしれないけれど、35年間呪縛に囚われていた彼が、解放されて良かった、とも思ったのだった。