lulu_batailleの日記

日々起こった事、思った事を記していきます。

休日の碓井豆ご飯

母から昨夜電話があった。

父が土曜日までマンションにいないので、気持ちに余裕があるみたいである。

父は月に一回、妹が働いている病院にある施設に、3泊4日のショートステイをしている。母に休養を取って欲しい、と言う父が進んで行っている。

母にチョコレートは欲しいか、と訊かれた。毎年この季節になると龍玖と瑞麗さん、私の分を送ってくれていた。今はカナダへ荷物を送る事が出来ないので、私の分だけ欲しい、と言った。今日は休みなので折角だから大阪で母と落ち合う事にした。

仕事を済ませてから電車を乗り継ぎ、なんば駅に到着した。待ち合わせより数分早く母が来た。お茶を先に頂いてから特設会場へ向かった。

殆どのチョコレートは売り切れだった。叔母に送りたかったノイハウスのチョコレートも無かった。同じくベルギーから来たチョコレートを購入して配送して貰う手続きをした。

少し歩き回ってからスイスホテルに入っているレストランで夕食を頂いた。そして午後7時頃母と駅で分かれた。

帰宅してから父に電話を入れた。声は元気そうだったので、その事を伝えた。すると、自分は大丈夫、という事にして貰いたいから、大きな声を出す様にしているのだけど、やっぱり息切れがして苦しいらしい。食事中母が、父はたまに俯いて何かを考え込んでいる事がある、やっぱり仕事が出来ないのが辛いんだな、と思う、と話していた。

本やマンガを読むのが大好きだった父だけど、もう読む気力が続かなくなってしまった。ゴルフも出来ないし、写真も撮らなくなった。今は食事を楽しむ事が出来るのが唯一の楽しみの様な気がする。母は季節の野菜や魚を取り入れた料理を父に出している。夕食に碓井豆ご飯が出た時、母は父がショートステイへ行く前の日に作った、と言っていた。私の祖母も良く作っていたそうで、祖母は豆をそのまま炊飯器に入れて炊き込むけれど、母は豆を塩水に浸けておき、そのまま炊く。そして残ったスープを炊飯器に入れてご飯を炊くそうである。だから母の豆ご飯の豆は綺麗な色だったのか、と納得がいったのだった。

緑の豆類はずっと嫌いだったけれど、今日の豆ご飯は美味しいと思いながら頂いた。