ついさっき起きた。
いつも通り何度も起きては眠ったけれど、最後の1回が余計だったみたいで体が怠い。
今日の天気は薄曇りである。
父は土曜日の朝に亡くなったので、法事は土曜日に行われる。本当は今日だった初七日は葬式の後、引き続きとり行われたので今週はない。満中陰までほぼ毎週堺へ行く事になると思う。
週末は良く実家へ戻っていたから苦にはならないけれど、会いに行っていた父はもう居ないので悲しい。
妹夫婦が住んでいる家に父の遺骨を祀った祭壇を置いている。花に囲まれ、廻り提灯の灯りが柔らかく周囲を照らしている。前に座っていると心が穏やかになる。食事を用意する度、少し取って祭壇にお供えをしている。母が一昨日から泊まる様になったので、父が良く食べていた料理を作っているみたいである。
その母の心が荒れている。水曜日に役所へ行く約束をしていたのだけど、色々な事に怒りが治らず、妹と大喧嘩をして行かずに終わった。木曜日には少し落ち着いたみたいで、頼んでいた父に関する書類や証明証を持って来てくれた。
今出来る手続きは終わらせる事が出来た。
母は随分落ち着いたけれど、様々な妄想に囚われていて取り付く島がない。
家族全員が想いあっているのだけど、誰かに嫉妬している。私は混ぜて貰った様なものなので、その中に入っている様な入っていない様な存在である。その渦中に入り込まず、そっと見守っている。