満中陰は滞りなく終わった。
弟は遺骨を会社にある仏壇へ持って行った。
母は分骨した分をマンションへ持ち帰った。
借りていた祭壇等は明日取りに来て貰うそうである。
妹宅も平常に戻りつつあるけれど、母の物が少しずつ増えつつある。
母の寝室と和室は母の部屋で良い、と妹は言っているのでそれは構わないらしい。
和室には父の使っていた携帯が充電器に乗ったまま置かれている。
料金は会社が払っているのだけど、弟も何も言わないのでそのまま解約せずに置いてある。
父の小学校時代からの幼馴染に父が亡くなった旨を伝えるため、弟が電話を入れた。
だけど応答がなかった。
母が手紙を出したら、奥さんから電話が入った。
その人は3月に亡くなっていた。
父も生前連絡をしようとしていたのだけど、半年くらい音沙汰が無い、と言っていた。
中学時代は2人で写真部に所属していたらしい。
父の使っていたカメラが会社の物置に仕舞ってある筈なので、いつか落ち着いたら兄妹で探しに行きたい。
Quaraで安眠するにはどうすれば良いか、と言う質問と回答があった。
このリストを守ったら確かによく眠れる様な気はする。
- 眠る場所と生活する場所をはっきりと分ける事。
- 真っ暗にせず、仄暗い程度に部屋の灯りを保つ事。
- 気温や湿度を快適な状態に保つ事。
- 眠る前に決まった本を読む、音楽を聴く、などの決まった儀式をする事。