金曜日はパートタイムの人の最終日だった。
これからの進路について、少し話をした。
子供達と会えなくなるのは寂しい、その前の日の木曜日も泣きながら家へ帰った、と言っていた。
お母さんは日本にいて欲しい、と言って今通っている大学の学費を出してくれていたらしい。
2年経って、自分の居場所ではではない、と確信したので退めることにした。だけど、やりたいことがまだ分からないから、とにかく今一番行きたいところで暮らしてみよう、と決めたそうである。
秋には生まれ育ったハワイへ戻り、お父さんとしばらく暮らすとのことだった。
龍玖や瑞麗さんとオーバーラップしながら彼女の話を聞いていた。
彼女にやりたいことが見つかればいいな、と思う。
生徒の数人は手紙を一生懸命書いていた。
私も前の教室から異動する時、手紙をいくつか貰った。
昨日新校での合同説明会に行き、前の職場の同僚だったA先生と再会した。
彼は9月5日から私の職場である教室に異動し、11月から新校での勤務となる。
休憩中、やはり新校勤務となるAR先生と話している時、今の教室に移って来た生徒のNちゃんから貰った手紙を財布から出してみせてくれた。NちゃんとA先生のことを話している時には「覚えている。」としか言わなかった。
A先生に2ヶ月近く授業をして貰えるので、きっと喜ぶだろう。
昨日の合同説明会は一人を除いて、来館した子供達は全員契約してくれた。来週の日曜日も私は今度はAR先生のヘルプとして入ることになっている。契約して貰える様に頑張ろうと思う。
9月の第2週目から中級クラスを開講する。月曜日の昼休みに授業の進行について話し合うことになっている。
最近、今の職場の教室に通ってくる子供達に、愛着が湧いて来ているのを感じている。英語以外のことも、楽しんで学んでいくお手伝いが出来たらいいな、と思う。