Open Studioが終わった。土曜日は11時開始からたくさんの人が訪れた。私のスタジオは人の流れから離れていて暫く訪れる人は少なかった。だんだんと眠くなってきたが、もちろん居眠りするわけにもいかないので、隣の隣のスタジオメイトのところへ何度か遊びに行ったり、スタジオの入り口においてあるスナックを食べに行ったりした。ブリブリがきれいな赤い百合1倫と1倫差し、ブリトーをお昼ごはんに差し入れしてくれ、それを半分齧った。そのうち人がうちのほうにもくるようになり、眠くはなくなったが、セールスにはなかなか繋がらない時間が続いた。人の流れが途切れる度日記を書いていたら、女性がやってきて、4年前に作った針金の女性を見て売ってくれないか、と持ちかけられた。スタジオを持ってからずっとドアの横に飾ってあったのだが、売ることなどは考えたことがなかった。作品を売ってなんぼのものだから「いいですよ。」と言った。「いくらで売ってくださる?」と聞かれたので、15ドルと答えると20ドル札を机に置きおつりは受け取らなかった。紙袋に入れて作品を渡すと、「がんばって。」とおっしゃって去って行った。彼女が私の初めてのお客さまである。とてもうれしかった。
3時頃ブレント君、ミヤさん、トロントから遊びに来ているブレント君の友人がご来場。ブレント君は看板作品であるくらげを買ってくれた。
スタジオ仲間たちがちょこちょこと遊びに来た。Open Studioのおかげで普段あまり会えないほかのアーティストと話したり、彼等の作品を観ることが出来たのはとても大きな収穫だった。私も暇な時にトイレに行くついでにほかのスタジオをのぞいたりした。