lulu_batailleの日記

日々起こった事、思った事を記していきます。

100 or 212

朝から龍玖が友達と「摂氏と華氏、温度のunitシステムとしてどちらの方が優れているか」について議論していた。

アメリカは華氏を採用している。

摂氏で言っても、一旦頭の中で華氏に変えている。

どちらのシステムが先かと調べたら、華氏の方が12年早かったみたいである。

使い慣れたらどちらでもいいのではないか、と思うけれど、摂氏のシステムを考えた人は使いやすいから、という理由で始めたそうである。

 

龍玖と2人の友人は今日は別行動をするそうである。

「朝ごはんは2人でどこかへ行って食べる様に。」と龍玖に言われて出かけて行った。

 

 

 

半分終わる

テストは無事終わった。

8教科(内1教科はニコイチ)中、4教科だけ受験した。

次の試験では法律の改定が反映されるので、変わる前に終わらせておきたい福祉関係の教科を選んだ。

落ちてしまうと、勉強がやり直しなので合格して欲しい。

 

日曜日の午後7時頃、龍玖と彼の友人2人が到着した。

友人2人とも良い子である。

3人の関係が垣間見えて微笑ましい。

 

取り敢えず、試験が終わって安堵した。

ゴールデンウィークはコンサートと京都蚤の市、アメリカ人のお客さんのガイドの仕事が3日間、家族と高山へ行くことになっている。

 

アレルギーの方はちょっとずつましになっている。

肌の調子も良いので気持ちも軽やかになっていい。

これが続くことを祈っている。

 

 

 

 

今日も1日が始まる

今日のwhisky talkのguestはAnna Imhofというドイツのアーティストだった。

Wifiの調子が悪く、最初の20分間ライブの観賞が出来なかった。

悲しかった。

今回も籠に入っている、言葉が書かれた紙切れをランダムに取り出し、5分間語るという形式だった。恐らくホストがゲストに訊いてみたい言葉が書かれているので、それが自分にそういう印象を持っているから書いたんでしょう、という様なシーンがあった。

improvisationとirony、anarchismの話が面白かった。

3人ともジェネレーションや暮らしてきた環境が違うから、歴史に美術、音楽等に関して見方が違うのが興味深かった。

明日は観る余裕がないので、録画出来ないかな、と目論見中である。

花器を置く

ゴミの収集日だったので、押入れに入っていたものを少しだけ整理した。

箱が出てきた。

Nさんにプレゼントしようと思っていた、小さな花器が入っている。

亡くなられてから、たまにそのことを思い出し、いつか取り出そう、と思っていた。

Nさんはその花器のシリーズが好きだった。

様々な大きさの花器を5〜6個持っていた。

一度同じ作家の花器をプレゼントしたことがある。

少し灰色がかった菫色だった。

この花器については色を覚えていなかった。

開けて見て、思っていた色と違って驚いた。

Nicheに置くことにした。

勉強中、顔を上げるとその花器が目に入る。

いつか花を入れてみたい。

f:id:lulu_bataille:20240418172412j:image

 

octopuses' nine brains

今朝は5:00に目を覚ました。

相変わらずSFっぽい夢を思い切り観ていて、頭がちょっと疲れていたけれど、昨晩22:00にベルソムラを摂ったので、目覚めは悪くなかった。

5:35に龍玖からFacetimeで連絡があった。

Titan Fallのキャラクターはどれがかっこいいか、と訊かれ、色々見せてくれた。

どれもとても似ていた。

「全部好きじゃない。」

というと、龍玖の好きなキャラクターを見せてくれた。

アスリートっぽい黒とオレンジのキャラクターで、アメリカの工事現場で働いていそうだった。

龍玖の大学は春休みに入った。

彼の大学では、休みの間は寮を出なければいけない。

友達が1時間後に車で迎えに来て、Gibsonsに暮らすナナさんの家へ、荷物を運んでくれる手筈になっているとのことだった。

その友達A君には、龍玖がすごくお世話になっている。

日曜日に龍玖ともう一人の友達Eくんと共に、日本へ遊びに来る。

京都には6日間滞在する。

出来るだけお持てなしをしたい、と思っている。

 

Whisky Talk3日目はゲストが有名なfilm editorだった。

元キュレーターの女性は会話に加わらず、タイムキーパーになられていた。

その元キュレーターの女性が、昨日のトークは"It didn't go anywhere."と言っていたので、よく分からないままで良かったみたいで安心した。

 

会話のトピックは麻雀の点棒みたいなものをひき、それについて会話を続けていた。

ホストは様々な形態の作品を制作しているが、一番知られているのはアニメーションである。

終始映画制作を概念的に話していたのが印象的だった。

編集をタコの生態を使って表現していた。

トロイの馬と蛇を比喩として会話に使っていたのが面白かった。

 

資格試験が2日後にあるのに、こんなことしていてはダメなのだが、観ないと後で後悔しそうなので、朝早く起きる口実として後2日観続けようと思う。

 

 

Hail

昨日の夜、勉強をしていたら、屋根を小さい何かが叩きつける音がした。

f:id:lulu_bataille:20240417092359j:image

音はどんどん大きくなり、屋根と明かりとりのガラスがひび割れそうな勢いだった。

 

足下を温めなくても過ごせるようになったので、この10日間はリビングルームで勉強している。右側にすっかり緑に染まった庭が見えるので落ち着く。

左側に壁があるのがなお良い。

 

今朝もMidnight Whisky Talkを観た。

2度寝してしまい、動画を見始めた時にはもう6:17だった。

なので、oracleと呼ばれていたゲストアーティストの女性がだれだったのかわからず仕舞いだった。

今日は選んだトピックスについて5分間語る、というものだったと思う。

昨日よりずっと形而上学的な観点で語られていた。

睡眠薬が抜けきらず、集中力がないのから入り込めないのかな、と思っていた。

流れてくるfollowerさんたちのチャットで

「話についていけないのだけど、私だけ?」

「いや、私も」

と言う会話が続いたので、ちょっと安堵した。

完全に覚醒した今振り返っても、入り込みづらい内容だったと思う。

結局最後までoracleとは誰だったのか分からず仕舞いだった。

今晩は早く寝て、明日に備えよう。

liveを観る

f:id:lulu_bataille:20240416111311j:image

龍玖が今週の日曜日に友達2人と一緒に日本へ帰ってくる。

20代前半の外国人が喜ぶようなレストランを教えて欲しい、と言われた。

Instagramでfollowしている、大阪を中心に、安くて美味しい食堂やレストランのレポートする人のアカウントを教えた。

 

今朝は5:15amに目を覚ました。

龍玖からのメッセージを読むためにInstagramを開けたら、followしているWilliam Kentridgeがliveをしていた。

中央ヨーロッパ時間で11:00pm - 12:00amの1時間、Carolyn Christov-Bakargievとウイスキーを飲みながらトークをするという催しだった。

今回は、籠に入っている折り畳まれた紙があり、それを一枚ずつ取り出して開ける。

そこにはWilliam Kentridgeが選んだ3つのそれぞれのアルファベットから始まる言葉が書かれている。

その3つの言葉からひとつ、またはふたつ選び、2分間話をする、という試みだった。

Carolyn Christov-Bakargievはドクメンタのキュレーターをしていた人である。

Jewish South-AfricanとItarian-Americanという2人の背景が言葉選びと考え方に出ていて興味深かった。

6:00amにInstagramを見ることは今までなかったので、すごく幸運だった。

金曜日まで毎日行われるそうである。

 

今週は早く眠ろうと思う。

 

ハサミ とフライパン

 瑞麗さんのマンションへ行った時、ハサミを借りた。

まだ中学生の時、100円ストアで購入したもので、でも切れは結構良かった。

「ハサミ 借して。」

と言うと、通学用のリュックサックから筆箱を取り出し、そのまま渡された。

取り出すと、持ち手のところが壊れていた。

f:id:lulu_bataille:20240412120714j:image

落として割れてしまったらしい。

持ち手はどうしたか、訊ねたら、無くしてしまってもうない、とのことだった。

そのままで使えるから、と言われ、使ったけれど親指が痛かった。

ハサミが使いにくいことは、瑞麗さんにとって重要なことではないので、このまま本体が分解されるまで、ずっと使い続けるのだろう。

 

私の紙切りはさみは30年以上使っている。ニューヨークに遊びに行った時、セールで35ドルで購入した。

死ぬまで使えるだろう。

 

私が使っている道具はそれなりに丈夫である。

2ヶ月前からturkのフライパンを使い始めた。

ネットでドイツから海を渡ってきた直輸入版を見つけ、購入したのだけど、下ろす手順が億劫で、一年以上コンロの上部に掛けっぱなしで放っていた。

 

仕事を辞めてから、することリストにturkのフライパンを使い始める、と載せておいた。

テフロンのフライパンが使えなくなり、観念せざるを得なかった。

東京に行った時に購入した金属たわしとクレンザーで磨き始めた。

ドイツからの直輸入のフライパンだったせいか、表面に凹凸が激しく残っていた。

2時間近く磨いてやり切った気持ちになり、次のステップに移ることにした。

米油をたっぷりと注ぎ、熱してから、じゃがいもの皮と塩を入れてこんがりするまで火をいれた。

作業が終わった後、よく見たらなんとなく、それらしくなっていた。

毎日のように使っているが、焦げ付かずに上手く使えている。

f:id:lulu_bataille:20240412121206j:image

よく見るとやっぱり凹凸があるけれど、自分にはそれぐらいでいいような気がする。

 

 

 

 

 

 

夜の桜

瑞麗さんのマンションのある芝浦には運河がある。そして寄り添う様に歩道があり、木が植えられている。

 

桜の木も所々にあり、ちょっとした桜並木になっている。

夜散歩していると、桜をじっと見上げている人を見かけた。私も足を止めて、ベンチに座り桜や隙間から見える工場や明かりを眺めていた。

今回は花見をしている人は殆ど見なかった。

私は花見をしながら、食事をしたのは一度だけである。

とても昔、春に数ヶ月デザイン事務所でアルバイトをしていた。お昼の休憩時はよくビルの屋上で過ごしていた。

前の公園で桜が咲いていたので、ベンチに座ってお弁当を食べた事があった。

そこで見た桜が凄く綺麗で、その時のことはお弁当の内容まで覚えているほど印象的だった。

妹が、母と私は桜に執着している、と言っていた。母も毎年桜を愛でている。

オランジェリー美術館のモネの部屋と同じくらい桜が好きである。

f:id:lulu_bataille:20240411235759j:image

Cherry Blossoms and Stardust

f:id:lulu_bataille:20240410213412j:image

京都5時間コースのガイドの仕事をした。

ヴィーガンアメリカ人の女性だった。

カフェに行きたい、とおっしゃったので、ヴィーガンフードのカフェのリストを送った。

私が一番選んで欲しい、と思っていたお店が良い、と返信が来た。

プランを作り、承諾を貰った。

嵐山の竹林へ行ってから、行きたいリストに入っていない龍安寺へ行ったのだけど、殊の外喜んでおられたので安堵した。

自分の好きな場所を案内する時は力が入る。

その後金閣寺へギリギリに入り、駆け足で写真を撮ってからタクシーに乗った。

見慣れた道を通ってStardustに到着した。

f:id:lulu_bataille:20240410213430j:image

ここに来るのは久しぶりだった。

平日の夕方だったにも関わらず満席だったので、予約しておいて良かった、と思った。

私はRaw Cake of the Dayと紅茶、お客さんはスコーンと緑茶を頼んだ。

お客さんはサンフランシスコに10年間暮らしたことがあり、数年間は自分と被っていた。その頃人気だったRawfoodのレストランの話をしたら、よくご存知だったので、その話で盛り上がった。

メニューに簡単に真似できない様な工夫があり、美味しかったので5.6回行ったことがあった。人気のレストランだったけれど、裁判ざたになって閉店したとのことだった。

サンフランシスコやニューヨークの知っている場所の話が出来てとても楽しかった。

お茶とお菓子が運ばれてきた。

f:id:lulu_bataille:20240410213457j:image

ケーキはいちじくとラム酒、そしてカルダモンが入っていた。

物凄く美味しくてビックリしてしまった。

お客さんと半分ずつ分けたのだけど、彼女もその美味しさに驚いていた。

堺にあるカフェもここも、良い時間経過が続いているんだな、と思ったのだった。

カフェを出た後、石塀小路へ向かった。

あまり流しのタクシーがいない場所だったので、たまたま見つかって良かった。

夕方だったので、混みやすい時間を避けながら目的地まで連れて行って貰った。

石塀小路を抜けるころには、日はすっかり落ちていた。

ねねの道から一寧坂、二寧坂、八坂の塔、三寧坂と歩いていった。

f:id:lulu_bataille:20240410213518j:image

その後花見小路、巽橋、辰巳神社の横を通って、鴨川沿いを歩き、お客さんが食事をする予定のお店までお送りしてツアーは終了した。

 

桜はいたるところで満開の花を咲かせていた。

自分自身で花見のために出向くことはなかったので、沢山観られて良かった。

 

桜雨

 1時間前から雨が降り始めた。

漸く桜が満開に近づいているのところなので、雨で散って仕舞わないことを祈っている。

家に篭る日々が続いている。

デスクの周りに入り様なものを並べて、昔の浪人生のような生活をしている。

それでもふと雨音に耳を傾ける時もある。

そんな時は、家で1日中過ごせることがとても嬉しく、幸せな気持ちになる。

冬の間、とても寒いことを除けば、この家が好きなんだな、と実感している。

f:id:lulu_bataille:20240401010652j:image

 

仲春

夕方から雨が降り始めた。

雨が降る度、庭の緑が濃くなっていく。

そして、少しずつ昼夕の寒暖差が小さくなりつつあるような気がする。

 

瑞麗さんは春休み中である。

私が東京へ持って行った、電子レンジで使う炊飯器は活躍している。

カナダへ行く前は、あまりお米を食べなかった覚えがある。

東京ではほぼ毎日自分で炊いて食べてくれている。

Harioの炊飯器は結構おいしいご飯が炊ける。

ガラス製なので、炊けたご飯が見えるのも楽しい。

4月の初めに東京へ行く。

瑞麗さんと桜を見るためである。

一緒に春を過ごす事はあまりないだろうと思う。

思いがけず2年続けて見られるのが本当に嬉しい。

 

昨日嵐山へ行った時、ゲストの写真を撮らせて貰った。

その時一枚だけ竹林の写真を撮った。

観光客が沢山いてもやっぱり綺麗だった。

f:id:lulu_bataille:20240329002238j:image

 

Guide

今日は久しぶりにガイドの仕事をした。

私が所属している会社からの仕事は一年以上していない。

新しい人たちと殆ど入れ替わっている。

 

2日前、以前会社で日本のガイドの統括をしていた人からLINEが来た。

彼女は私にZOOMでインタビューをした人でもある。

彼女はそのポジションから降りた時点で、ガイドも辞めたのだと思っていた。

「久しぶり。」と言われて、暫くわからなかった。

個人的にガイドをしていたゲストが京都へ日帰りに行くので、ガイドの仕事のオファーをくれた。

快諾して、ゲストと連絡を取り合ってプランを組んだ。

京都駅

伏見稲荷

石塀小路

八坂神社

昼食

二条城

金閣寺

嵯峨野竹林

京都駅

10:30 - 16:30 6時間コースである。

最初のリストには嵐山モンキーパークが入っていた。元ボスにも相談をしてモンキーパークだけ諦めて貰うことにしたら、なんとか廻れるだろう、となった。

それでもとてもタイトスケジュールなので心配だった。

昨晩まで嵐のような天気だったのに、今日は朝から良い天気だった。

祇園を廻った後、四条大橋のそばにあるレストランで昼食を摂った。

店の雰囲気がアメリカにある日本食レストランみたいで、waitingをしている人たちはちょっと丈が短すぎる浴衣を着ていた。

食事はそれなりに美味しかった。

お二人はとても喜んでおられた。

「前のツアーではレストランがことごとく閉まっていて、仕方がなく菓子パンを買って食べたから、予約していくれて嬉しい、ありがとう。」

と言われた。

長時間のツアーだと、食事の手配についてゲストに訊ねると思うので驚いた。

前回はとにかく散々だったそうなので、ちょっと安堵した。

ほんの少しだけ家族の話になった。

それぞれ20代前半から後半の合計5人のお子さんがいるそうである。

私のことも訊ねられたので、「21歳の男の子と18歳の女の子がいる。」と答えた。

「それくらいの歳の子は大変だけど、22歳になったら変わるから頑張ってね。」

とお二人とも言っておられた。

 

ゆっくりと景色と建築を眺めながら歩いて行かれるので、それなりに時間が押して行った。

二条城でも金閣寺では人の間を縫って前へ進んだ。

嵐山の竹林に着く頃には巻き返していたので、ゆっくり歩いたから、雰囲気を堪能して貰えた様な気がする。

 

タクシーには5回乗った。

最初の一回は京都駅からタクシー乗り場で列に並んで15分近く待った。

後の4回はたまたま横を通り過ぎようとしていたり、滅多に待っていない場所にいたタクシーを捕まえることが出来た。

いずれの時も「お客さんはラッキーでしたね。」とドライバーさんに言われた。

京都の観光名所はタクシー難民でいっぱいだそうである。

特に嵐山が一番大変だ、と全員のドライバーさんが言っていた。

帰り京都駅に午後6時15分前に到着するには、午後4時30分には出ないと難しいと考えていた。嵐山の竹林を歩いている時、どう戻るのが最適かずっと考えていた。

たまたま天龍寺の北出口付近を通りかかった時、出口前の広場にある店と契約しているタクシーが一台待機していた。

まだ午後4時20分頃だったので、ゲストに確認をしたら「京都駅に戻っていい。」と言われたので乗車した。

京都駅には午後5時過ぎに到着した。

ゲストがお土産にカレーバーがあると聞いていたので、最寄りのデパートに立ち寄り、探すのをお手伝いした。

お別れする時お礼とgratuityとともに子育てについて励まして貰った。

トップ3に入る位良いゲストと天気、タイミングに恵まれたツアーだった。

 

fall into

花粉アレルギーに悩まされている。

月1回受けているアレルギー治療のおかげで、皮膚の症状は劇的に良くなった。

だけど、気管支系の方は例年よりずっと良くない。

 

一日中鼻詰まりで過ごすか、アトピー性皮膚炎で悩むか、どちらかを取らなければいけなければ、ティッシュボックスを1日で使い果たしたとしても、鼻詰まりを選ぶ。

なので、今はあまり気にしていない。

 

今日は断続的に降り続ける雨のせいか、呼吸がしやすいような気がする。

夕方、アーティストのYちゃんの友人のSさんが、預かっていた本を取りに来られた。

Yちゃんに本の在かを教えてもらい、昨日の昼間に取りに行った。

彼女の家が奥が深いので、少しだけ探検して無事見つけることが出来た。

美しく整えられた庭を少しだけ眺めてから、施錠して家を出た。

たくさん居場所を見つけられる家である。

資格試験が終わったら(全科目受けないので、まだ終わらないのだけど)Yちゃんの家でドローイングをさせて貰おうと思っている。

きっかけになればいいな、と希望している。

 

Sさんはずっとフリーランスでビジネスをやってこられている。

異国フランスでお子さん2人を育て上げている。

今回お会いしたのは3回目だけど、話術が巧みなので流石だな、と感嘆する。

自分のようなintrovertな人間にも話を合わせてくださるので嬉しい。

次は秋に戻って来られるそうである。

「あなたも京都の沼にはまっていますね。」

と言われた。

一瞬驚いてうなずいた。

 

明日は一日中雨だそうである。

ピアニストのYさんが帰国の日なので、夕方までには止めばいいなと思う。

古地図を少し拝見する

昨夜未明から雪が降り始めた。

今朝起きて庭を眺めてみたら、雪がキラキラと太陽の光を反射しながら降っていた。

 

今日第一回目の食事を認めてから、勉強を始めた。

勉強している科目の項目にさまざまな勉強法が紹介されていた。

そのうちのスキナーという心理学者が開発した学習理論が、今自分が利用している学習方法のベースになっていると知った。

ひとつでもすぐ覚えられるエピソードがあって助かった。

 

午後3時頃、来客があった。

Yちゃんの友人のSさんだった。

この数週間は京都のご実家にいらっしゃる、とYちゃんから聞いていた。

そしてYちゃんに「Sさんに渡してもらいたいものがあるから、家に行って取って来て欲しい。」と頼まれていた。

お会いする約束を取り付けたら取りに行こう、と思っていたので、まだYちゃん宅には行っていなかった。

浪人生が暮らしているような風情の玄関先を通り、Sさんを奥のリビングルームへ案内した。

紅茶を飲みながらお話しをした。

Sさんは京都生まれ、京都育ちの人だった。

ご実家がここから自転車で5分くらいの場所にある。

同じ中学校区である。

江戸時代の古地図を持っておられるそうで、iPhoneに入っている写真を拡大して見せて貰った。

私の住んでいる家の周辺は大きな屋敷が立っていた。そして今の堀川通には川が流れていた。

旧大宮道はかなり大きな通りで、地下水が通っていることもあり、豆腐屋さんが数件あったそうである。

少なくともそのうち2軒は今も営業されている。

そして私たちが以前暮らしていた西賀茂のこともよくご存知だった。

もう10数年暮らしている街なのに、私は何も知らないんだ、と気がついたのだった。