今日は久しぶりにガイドの仕事をした。
私が所属している会社からの仕事は一年以上していない。
新しい人たちと殆ど入れ替わっている。
2日前、以前会社で日本のガイドの統括をしていた人からLINEが来た。
彼女は私にZOOMでインタビューをした人でもある。
彼女はそのポジションから降りた時点で、ガイドも辞めたのだと思っていた。
「久しぶり。」と言われて、暫くわからなかった。
個人的にガイドをしていたゲストが京都へ日帰りに行くので、ガイドの仕事のオファーをくれた。
快諾して、ゲストと連絡を取り合ってプランを組んだ。
京都駅
石塀小路
八坂神社
昼食
二条城
嵯峨野竹林
京都駅
10:30 - 16:30 6時間コースである。
最初のリストには嵐山モンキーパークが入っていた。元ボスにも相談をしてモンキーパークだけ諦めて貰うことにしたら、なんとか廻れるだろう、となった。
それでもとてもタイトスケジュールなので心配だった。
昨晩まで嵐のような天気だったのに、今日は朝から良い天気だった。
祇園を廻った後、四条大橋のそばにあるレストランで昼食を摂った。
店の雰囲気がアメリカにある日本食レストランみたいで、waitingをしている人たちはちょっと丈が短すぎる浴衣を着ていた。
食事はそれなりに美味しかった。
お二人はとても喜んでおられた。
「前のツアーではレストランがことごとく閉まっていて、仕方がなく菓子パンを買って食べたから、予約していくれて嬉しい、ありがとう。」
と言われた。
長時間のツアーだと、食事の手配についてゲストに訊ねると思うので驚いた。
前回はとにかく散々だったそうなので、ちょっと安堵した。
ほんの少しだけ家族の話になった。
それぞれ20代前半から後半の合計5人のお子さんがいるそうである。
私のことも訊ねられたので、「21歳の男の子と18歳の女の子がいる。」と答えた。
「それくらいの歳の子は大変だけど、22歳になったら変わるから頑張ってね。」
とお二人とも言っておられた。
ゆっくりと景色と建築を眺めながら歩いて行かれるので、それなりに時間が押して行った。
二条城でも金閣寺では人の間を縫って前へ進んだ。
嵐山の竹林に着く頃には巻き返していたので、ゆっくり歩いたから、雰囲気を堪能して貰えた様な気がする。
タクシーには5回乗った。
最初の一回は京都駅からタクシー乗り場で列に並んで15分近く待った。
後の4回はたまたま横を通り過ぎようとしていたり、滅多に待っていない場所にいたタクシーを捕まえることが出来た。
いずれの時も「お客さんはラッキーでしたね。」とドライバーさんに言われた。
京都の観光名所はタクシー難民でいっぱいだそうである。
特に嵐山が一番大変だ、と全員のドライバーさんが言っていた。
帰り京都駅に午後6時15分前に到着するには、午後4時30分には出ないと難しいと考えていた。嵐山の竹林を歩いている時、どう戻るのが最適かずっと考えていた。
たまたま天龍寺の北出口付近を通りかかった時、出口前の広場にある店と契約しているタクシーが一台待機していた。
まだ午後4時20分頃だったので、ゲストに確認をしたら「京都駅に戻っていい。」と言われたので乗車した。
京都駅には午後5時過ぎに到着した。
ゲストがお土産にカレーバーがあると聞いていたので、最寄りのデパートに立ち寄り、探すのをお手伝いした。
お別れする時お礼とgratuityとともに子育てについて励まして貰った。
トップ3に入る位良いゲストと天気、タイミングに恵まれたツアーだった。