ゴミの収集日だったので、押入れに入っていたものを少しだけ整理した。
箱が出てきた。
Nさんにプレゼントしようと思っていた、小さな花器が入っている。
亡くなられてから、たまにそのことを思い出し、いつか取り出そう、と思っていた。
Nさんはその花器のシリーズが好きだった。
様々な大きさの花器を5〜6個持っていた。
一度同じ作家の花器をプレゼントしたことがある。
少し灰色がかった菫色だった。
この花器については色を覚えていなかった。
開けて見て、思っていた色と違って驚いた。
Nicheに置くことにした。
勉強中、顔を上げるとその花器が目に入る。
いつか花を入れてみたい。