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新学期が始まってから毎日電車を乗り継いで龍玖を迎えに行っている。公共の乗り物を使っているとアメリカにはいろいろな人がいるんだ、と実感する。龍玖と瑞麗と３人で１つめのMUNIトレイン（私たちが使っている路線は途中から路面電車になる）に乗っていると、学校の授業を終えて帰宅する中学生の団体といつも遭遇する。一気に４０人近く乗ってくるので、車内は一気に賑やかになり、龍玖はいつも物珍しそうに学生たちの様子を観ている。中国語を強化科目に入れている公立学校らしく、みんな中国系アメリカ人で広東語を話す。何を言っているのかさっぱり分からないけれど、私は耳を澄ませて聴こうとがんばってみる。ちょっとうるさいけれど、楽しそうな姿を見ていると気持ちがいい。