簡単にいうと、
午前7時、京都駅八条口に集合。42名がバス2台で現地へ向かう。
午後8時30分、岩手県一関市にある厳美渓温泉いつくし園に到着。
すぐに食事を摂って、お風呂に入り就寝。
前の日は緊張していたせいもあってあまり眠れなかった。6時8分の始発に乗り、6時45分に京都駅に着いた。点呼のあと2号車のバスに乗り込み、持ってきたおにぎりを食べた。バスが発車すると各自の自己紹介があり、その後班ごとに写真を撮った。バスは2時間ごとにサービスエリアで15分位ずつ停まった。昼食の休憩は有磯海SAで45分間あり、班ごとに食事を摂った。同じ班の女の子と一緒に「ミラージュライス」なるものを2人で分けた。道中はずっとうつらうつらしていたので、あまり長く感じなかった。
旅館に到着して部屋には行かずに直接大広間へ行き夕食を頂いた。仙台牛のしゃぶしゃぶ、海老しんじょ、天麩羅、お刺身と豪華な内容で、被災地支援に来たのにこんな食事をしてよいのか、と申し訳ない気持ちになった。何も残さずおいしく頂いた。
食事の後、割り当てられた部屋へ入った。1号車の女の子2人と一緒だった。荷物を解いてから3人で大浴場へ向かった。浴場は結構人がいた。露天風呂へ行くと、地元の女性が先に入っていた。他のメンバーの人たちと一緒にお風呂につかりながら話をした。先に入っていた、とても肌のきれいな70代の女性と60代の女性が修学旅行で京都へ行き、夜こっそり抜け出て先生と一緒に祇園へ遊びに行った、という話をしてくれた。
次に高校生くらいの女の子とそのお母さんが入って来た。お母さんの方は三陸町の出身で、ようやく休みが取れたので家族で帰省したそうだ。明くる日に親戚の家を見舞いに行くのだが、被災した町を見るのはとても恐い、とおっしゃっていた。お風呂を出て同じ部屋の2人と一緒に部屋へ戻った。
部屋に帰り、歯磨きを済ませて3人とも布団の中に入った。一人は25歳、もう一人は31歳だった。私の年齢を言うと2人ともショックを受けていた。3人ともマンガ好きと分かり、マンガの話で盛り上がった。とても気の置けない人たちで楽しい時間を過ごした。後にまたマンガの話をしましょう、と言って連絡先を交換した。明くる日は朝が早いので11時には消灯した。