lulu_batailleの日記

日々起こった事、思った事を記していきます。

the final day at the atelier

瑞麗さんは前の晩になかなか寝付けず、朝起きてから暫くは機嫌が悪かった。朝ご飯を食べるうちに段々とご機嫌になっていたのでホッとした。ご飯を炊いてお弁当を作った。瑞麗さんにあらゆるおやつと遊び道具を持たせ、午前9時15分にアパートメントを出た。
今回初めてアトリエへ直接向かったので、始まる10分前にたどり着いた。表のドアは閉まっていたので、100m離れたところにあるカフェで休憩しながら待つことにした。私はコーヒーを、瑞麗さんは冷たい水を貰って飲んだ。10時10分過ぎに先生がドアを開けて入っていくのが見えたので、急いでお金を払って店を出た。
瑞麗さんは少し緊張した面持ちだったが、先生に笑顔で迎えられるとすぐに打ち解けた。先生は始めは英語で話しかけていたが、瑞麗さんがフランス語を話すことが判ると「英語とフランス語、どちらで話す方が良いか。」と尋ねた。瑞麗さんは「フランス語でお願いします。」と答え、それからは2人で弾丸のようにフランス語で話し始めた。クラスメイトのSさんは40分過ぎまで来なかったので、アトリエの本棚に置いてある画集を手に取り、ドローイングの参考になりそうな本を調べた。5冊くらい本のタイトルを書き留めた。Sさんが来てから程なく授業は始まった。
炭が入ったコンテのようなものを使って描き、水を濡らしたブラシでなぞると炭が解け、墨絵のような効果が得られる画法を習った(残念ながら画法の名前を失念してしまった…。)うまくその効果を生かすには高度な描写力が求められる。マスターするまでには至らなかったが、とても興味深かった。
瑞麗さんも紙を貰い絵を描いていた。アトリエ内はかなり暑くなっていたので、しょっちゅう水を持ってきて飲ませてくれた。