前はよく通っていたのだが、中に入るのは初めてである。午後１時頃行くと、沢山の人でいっぱいだったので驚いた。家人によると、観光で訪れると必ず立ち寄る場所の一つらしい。今は特別展としてオードリー・ヘップバーンとジャコメッティ展が催されている。観光客らしき女性が特別展のチケットを買い求めようとしたら、５時まで予約で一杯と言われた、と連れの男性に話していた。
歴代の王室の肖像画を観賞していった。ヘンリー８世の肖像がすごく目立っていた。彼の歴代の奥さんたちの肖像が、他の王室の人物像とともに隣に並んでいた。最近ルターについて勉強しているので、イギリスでの宗教改革の流れが少し分かるようになった。血みどろの時代なので肖像画を見ても怖くなる。瑞麗さんもこの時代のフランスの歴史を最近学校で学び、それに連動して深く関わりのあるイギリスに起こったことも習ったそうである。それでヘンリー８世の蛮行の数々を色々話してくれた。
階下へ行くとヴィクトリア王朝の肖像画の展示があった。こちらの方は近代なので親しみがわき、穏やかな気持ちになりながら鑑賞出来た。
