2015-10-28 陰影礼賛 家に帰ってきて、家の中の暗さに驚いている。ロンドンのアパートメントは半地下なので一日中照明をつけている。とても明るいので暗さは電気を消さない限り感じない。こちらでは本を読むには手元の照明が必要になる。作業となると2つの電気スタンドと天井のライトを使う。 それでも、冬の雪のちらつく寒い昼下がりの明かりや、夜の白熱灯の光を見ると嬉しくなる。視力が衰えてきているので不便さは増していくけれど、影を楽しむ余裕はまだあるようである。