ライターのMさんに「何を食べたいですか。」と訊ねたら「中華でもいい。」との事だったので、燕燕を推してみた。予約する事が出来たので、お店で落ち合う事になった。
お茶を飲みたかったので、青茶を頼んだ。青茶は茶葉を半発酵させたものである。Mさんは白ワインを飲まれていた。妹と行った時に食べたソフトシェルクラブの一品と空心菜の炒め物、ザーサイ、トマトの甘酢漬けを頼んだ。どれもすごく美味しかった。子供の頃はトマトが苦手で、目をつぶって食べていたのだけど、年を重ねる事にそんなに悪くないかも、と思うようになった。今もそのままはあまり好きではないけれど、ピクルスなど少し手を加えたものは好んで食べている。
お互いの近況を報告しあった。色々起こるときはまとめて起こるんだよね、とおっしゃっていた。私にはここ5年くらいずっと起こり続けているけれど、長い目で見ればそれも一時期の事になるのかもしれない。
Mさんはパリでもよく走っておられたそうで、7月にお会いした時よりもさらにシュッとした感じがした。晩秋にはヨーロッパでフルマラソンを走るそうである。国立博物館のProjection Mappingで初めてお会いした時の印象は「カモシカのような人」だった。外見の印象はそのまま変わっていない。
夕食後、お茶を飲みましょう、と言う事になり、同志社大学にあるカフェへ向かった。2人ともサンデーとコーヒーを頼んだ。するとサンデーがガラスの器ではなく、ワッフルコーンに乗って運ばれてきた。「これはどう見てもソフトクリームですね。」と言いながら美味しく頂いた。
Mさんがパリで出会った人たちの話を聞かせてもらった。色々な国から様々な背景を持った人たちが集まる街なんだな、と再確認するようなエピソードだった。
また会いましょう、と言って分かれた。