夜になり瑞麗が眠りにつくとホッとする。
ベッドに転がり込みたいのだが、せっかく自分のために使える時間なのに勿体ない、とつい夜更かしをしてしまう。時は既に午後１０時３０分。朝シャワーを浴びる時間は到底ないので、夜のうちに入っておかないとだめだ。髪の健康のため、洗髪したら充分乾いてから、ベッドに入るようにしている。てなわけで、今入らないとやばいような気がするので、重い腰を上げてバスルームへ向かおうと思う。
エンゲルベルト・ケンペルという人のことを初めて知った。彼が出島に滞在していた時の事を記した「日本誌」が西洋にジャポニズムを巻き起こしたのだそうだ。英訳はかなり原文と違うそうだが、是非彼の著書を読んでみたいと思った。
