午前８時半頃にようやく外が明るくなってきた。コンタクトレンズを着けるのに手惑い、９時過ぎまで部屋にいた。ここの主人であるアナスタシアさんに、スーパーの在処を教えて貰い外へ出た。小雨が降っていたので傘を広げたが、シュプレー川から来る半端ない強風で差し続けるのが難しく、諦めて風にさらされながら歩いた。
お腹がとても空いていたので、カフェに立ち寄りコーヒーと極薄パニーニを食べた。ホテルと同じ建物に入っているチェーン系大型スーパーはフランスにあるそれとあまり大差ない作りだった。フランクフルト近郊の街とは違い、普通の水も売っていた。ミネラルウォーター、玉子やハム、クアルクを購入した。帰りに子供服の店があったので、長年お世話になったピアノの先生の赤ちゃんの肌着を買い、綺麗に包装してもらった。フランスや日本に比べると商品の色目は濃いめで、少しグレイがかったものが多く、ドイツではそういう色が好まれるのだろう。
部屋へ戻り、これから向かうエリアの下調べをした。
