瑞麗さんに薬局へ一緒に来てもらい、風邪の症状を切々と訴えた。その時に薦められた薬とビタミン剤のおかげか、かなり調子が良くなった。
システムが復旧したので、移民局へやって来た。午前8時半だった。午前9時半にまだ完璧に戻っていないので、限定30件だけ受ける、と言ってチケットを配りはじめた。
後ろに並んでいた人たちはショックを受けていた。
担当しても貰っている女性はパラリーガルではなく、弁護士免許を持っていた。元々人文学を勉強していて、その方面で仕事をしていたが、人道主義者の世界に馴染めず、ロースクールに入り直したそうである。
それから30分待ってから中へ入れて貰えた。そこから更に待つ事2時間半、やっと自分の番になった。しかし書類不備があり、やり直しになってしまった。