龍玖の希望で、スポッチャへ行く事になった。
中高大学生のグループが沢山来ていた。卓球から始めた。私も下駄型の靴を履いているにも関わらず、龍玖の相手をさせられた。次に屋上へ移動した。龍玖はパリでバスケットボールに少しはまっていて、妹夫婦とバスケットボールのゲームをし始めた。元バスケ部の副部長だった妹にスイッチが入り本気でやっていた。サッカーは人気があり、なかなかコートが開かなかった。ここでは巨大なビーチボールのような物の中に入り、そのままサッカーが出来るようになっている。ポンポン跳ね回って楽しそうだった。最後にローラーブレードをやっていた。ロンドンでアイススケートを習っていたので、臆する事なく滑っていた。時間にあまり余裕がなく1時間半だけいたのだけど、内容が濃かったので満足したみたいだった。
父のいる実家へ立ち寄った。弟が事務所にいて、龍玖の姿を見て驚いていた。今朝龍玖は弟が出演していた関西の情報番組を見た話をしたら、龍玖のために作業場のツアーをしてくれる事になった。久しぶりに醸造酢のバスがある部屋や、昆布の寸法を測る様々な寄木札がかかった壁を見た。母から様々な種類の出し昆布を貰ったのだが、どれがどの料理に適しているのか分からないので弟に訊ね教えてもらった。帰りに、昆布好きな龍玖と瑞麗さんのために、父が新商品をいくつかくれた。弟と久しぶりに会えて良かった。
その後母の実家へ母を迎えに行き、駅前のホテルで向かった。すぐ下に広がる臨海工業地域を見ながら和食を頂いた。
そういえば湾岸線から見る夜の工場の風景が「関西の絶景」という冊子に載っていた。私も大好きである。