昨日はとても機嫌が良かった瑞麗さんは、今朝はかなり悪かった。
家を出る時には後悔をしているのだが、引っ込みがつかず、もじもじしながら登校していく。私も心に余裕がある時は和かに送り出せるけれど、今日は1時間みっちりやられたので投げやりになってしまった。今頃彼女も学校で反省しているのだろう、と思われる。
瑞麗さんのそういうところが母にそっくりなので笑ってしまう。
iPhoneのバッテリーの減り具合が恐ろしく早く、使用不可能なので困っている。原因と思われるSNSのアプリを全て除いた。これで少し落ち着いたが、それでもまだ早い。FacebookとLineでしか連絡取れない人がいるのだけど、暫く入れたくない。
瑞麗さんはサブカルに全く興味がない。王道のものが好きである。私のガラクタやアンティークのオブジェや置物も好きだと言ってくれるけれど、音楽も美術も全然趣味が合わない。一緒に暮らしていてもこんな事になるんだ、と驚いている。
周囲の人が、よく恋愛関係において「関係を『仕切り直し』する」という表現を使っている。私にはその意味がよくわからない。「リセットしてやり直す」という意味で捉えているのだけれど、それで上手く行く事があるのだろうか、と思ってしまう。そもそもリセットとはどういういう事なのだろう。