私はようやく喉の腫れもひき、たまに咳をするぐらいでほとんど回復したのだが、今度はブリブリが風邪をひいてしまった。喉の腫れがひどく、筋肉痛でだるいので自宅勤務となった。ブリママが家で彼の面倒を看てくれるので、私は瑞麗さんをプリスクールへ送り届けた後、その足でダウンタウンへ寄り、昨日購入した瑞麗さんの靴を交換した。一旦帰るのも億劫なのでそのままダウンタウンでゆっくりし、１時に瑞麗さんを迎えに行った。
学校に５分前に着くと他に２人お母様がいて、子供の一人が流感で今日はお休みだ、という話をしていた。その子はなんでも毎回病原体をどこかで貰ってきては学校で流行らせる運び屋だそうだ。また子供たちの中で風邪が流行るわよ、とおっしゃっていた。瑞麗さんもひどくはならなかったが、まだ風邪気味である。後３週間病気にならないで楽しく時間を過ごして欲しい、と思った。
１時になってドアが開き、先生が出てきた。すでに迎えに来ているお母様たちを見て、子供の名前を呼んでいく。すると鞄とジャケットを持たされた子供たちが玄関まで出てきた。瑞麗さんは名前を呼ばれてすぐ、ご機嫌で鞄を外へ出てきた。そのままいつもの通りダッシュで駅まで走り出し、私は彼女の後を必死で付いて行った。電車がすぐそばまで来ていたので、動き回る瑞麗さんを抑えることしなくて済んでホッとした。
瑞麗さんの好きな席が空いていたので、彼女はそこへ座りたがっただが、西側で非常に眩しかったので反対側の席へ座らせた。座ってすぐ「今日はお弁当を全部食べた？」と尋ねると、瑞麗さんはお弁当をちゃんと食べたのを自慢したかったようで、帰りの電車の中で私に目をつむるように言い、鞄の中から弁当箱をがそこそと取り出した。私が目をあけると満面の笑顔で弁当箱の中をみせてくれた。
天気も良かったし、まだ時間もあるので２人でダウンタウンへ行った。瑞麗さんにJamba Juiceでピーチベースのジュースを買い、ショッピングセンターの地下で座って休んだ。そういえばここに映画館があったな、と思い、ブリブリに電話をして「Coraline」はここでやっているか、と聞いたら「瑞麗さんにはまだ早い。」と言われた。瑞麗さんも疲れていたので、家に帰ることにした。そしてミッションへ戻り、ブリママ宅へゆっくりと歩いて帰った。
