27日の事である。
お店で時間が思ったよりかかってしまった。 それでもオランジェリー美術館へ行く、と瑞麗さんが言うので行くことにした。美術館前に到着した時には既に午後3時20分だった。自分の証明写真も貼り付けたメンバーのIDカードを見せたら、すぐに入れて貰えたので嬉しかった。
龍玖が帰ってくるまでにアパートメントに戻らなければいけないので、15分しか時間がなかった。奥の方の部屋をもっと見たかったので、最初の部屋は5分だけ見て、奥へと移動した。
瑞麗さんに描かれている絵の時刻を説明した。「自分もこの部屋が大好きになった。ロンドンで見た睡蓮の絵にはあまり興味が湧かなかったけれど、オランジェリーに来て、その凄さが良く分かった。いつでも一緒に観に来る。」と瑞麗さんは言ってくれた。
時間の許す限り通い続けたい。