先週の日曜日、半年ぶりに立ち寄った。
ホールにあった本棚が無くなり、すっきりとした印象になっていた。もう入荷することがない本屋さんなんだ、と改めて思いしらされた。目ぼしい画集は殆ど残っていない。棚の目立たない場所に飾ってあった、ハンス・ベルメールの小さなドローイング集を見つけ購入した。バタイユの生田耕作訳・署名入りの本がまだいくつか残っていた。
最近は関東からのお客さんが多いそうである。１０代の頃から心の拠り所としていた場所は、ここが最後になってしまった。無くなった後のことを考えると、ひどく寂しくなる。
