５月下旬に開催される、彼女のギャラリーでの個展のカードの英訳を頼まれた。それで作品を見せてもらう約束をしていたのである。
電話をしてすぐ北山へ向かった。風が冷たいな、と思いながら自転車をこいで行った。彼女のアトリエは北山の東洋亭の近くのマンションの一室にある。難なく見つける事が出来、インターフォンを鳴らした。その部屋はとても明るくて、大きな窓があるロフト付きのワンルームだった。初めて作品を解説付きで見せてもらった。４カ国語を話し、いろいろな国に暮らしてきた、様々な文化の光と陰を併せ持った人らしい作品だった。
彼女がくれたテクストはかなり訳しにくい文章なのだが、原文の日本語の言葉のイメージを壊さないようにやらないといけない。ちょっと苦労しそうだ…。
