lulu_batailleの日記

日々起こった事、思った事を記していきます。

龍玖、文化祭で歌う

今日は文化祭の発表があった。
昼過ぎから軽音楽部の発表、小学3年生のミュージカル、そして最後に中学部による演劇発表があった。
他の部員が学校を去ってしまったために、唯一の1年生部員となった龍玖は、関わりたくない曲まで演奏することになった。暫くストレスで泣いていたが、顧問の先生がそんなに拘らなくて良い、と譲歩したそうで後半は穏やかになった。
家人が自信満々で選んだ席は、龍玖の顔が楽譜で覆われて全く見えない最悪の位置にあった。
最初の曲は「All you need is love」で、ボーカルを担当していた龍玖はものすごく硬い表情で歌っていた。
続いて部長によるメンバー紹介では、好きな食べ物は、と聞かれ、「みかんです。」と受け狙いの返答をし、まあまあ笑いを取っていた。
「有人論」はサブで歌い、「あなたに」はフルコーラスで、最後の「セロリ」は黙々とギターを弾いていた。ずっと表情が強張っていたが、なんとかこなせてホッとした。
お母様方が、上手だったよ、と声をかけてくれた事を龍玖に言ったら、嬉しそうにしていた。

中学部の演劇

第2次世界大戦で戦死した人たちの英霊が、現代に帰ってきて思い出の場所を訪れる、という設定だった。龍玖は1学期末に役割を決めた時に、もう京都へ帰っていたので、セリフは一つだけのという兵士の案内役の教師、という役割だった。
舞台演出もとても良かったし、ダンボールで作ったグランドピアノにも驚かされた。何よりも学生たちの半端じゃない演技力に圧倒された。最初と物語の中盤、そして最後に合唱が入った。心が動かされて泣いてしまった。
戦後70年ということで、戦争体験をした人にインタビューをする、という課題が夏休みに出されていた。その発表を聞いた感想を述べていた3年生の生徒たちは、中学生とは思えないほど堂々としていた。
家人も話はついていけてなかったけれど、クオリティの高い発表だった、と感動していた。