lulu_batailleの日記

日々起こった事、思った事を記していきます。

サバの塩焼き

今朝は日本式朝食を作り、スーザン、ケビィン、アメリアファミリーをお招きした。ブリブリがあんまりおいしくないと言いまくったおかげで、2人ともどんなものを食べるのだろうという顔をしてやってきた。

こちらの人を日本式朝食へ招待するのは初めてだったので、さっそくネットで「関西の朝食」で検索してみた。朝にはみそ汁と卵料理というイメージしかなかったので、どんなもの食べるのが一般的なのか知りたかったのである。で、どうも関西人にとって朝食は夕食の延長上という意識が強いらしい、ということを知った。お茶漬けが良く食べられてそうだ。村上春樹もそのように彼の著書で言っているらしい。お茶漬けには少し驚いた。

お茶漬けをお出しするわけにはいかないので、定食屋で食べられるであろうものを考えてみた。

関東では朝食の象徴である納豆は、私もブリブリも苦手なので止めた。厚焼き玉子と焼き魚、青菜のおひたし、高野豆腐、カボチャの煮物、みそ汁を出す事にした。

土曜日ブリブリと龍玖と三人で日本町へ行く。日頃麺類が食べたいと訴えていたので、ブリブリが昼食にベトナムのフォーの店へ連れて行ってくれる。そこは去年サンフランシスコでフォーの一番おいしい店に選ばれたところだ。やはり汁物の麺類が大好きなリリちゃんが教えてくれた。

ここのフォーのスープは絶品である。透き通ったスープなのにとても複雑な味わいがある。ほんの少し入ったしょうがのみじん切りが以外に効いていて、スープをさっぱりとした味にしている。私は牛のぴらぴらとした腸類などが入ったベーシックなフォーを大盛りで、ブリブリは内臓系は駄目なので、ただの生肉が乗ったフォーを並盛りで頼んだ。こちらでは山盛りにしたもやしや香菜のお皿は出てこず、小さいお皿に緑の唐辛子とライムのスライス乗せたものだけ出てくる。それらをスープに入れたあとに真っ赤なチリソースを入れて、肉をヌードル鉢から取り出しディピングして食べるのである。まったくもって最初にすするスープは至福の一口であった。

こんなに幸せにしてくれる大盛りスープが5ドル65セントは素敵である。

日本から買ってきた焼き魚グリル器はつわりのせいで1度も使われていなかった。いよいよ出番である。どきどきしながら塩を軽くしたサバの切り身を焼いてみたが、こんがり美味しく焼けた。用意した料理はみなさんおいしい、とよく食べてくださった。