今日は高老師の授業の日だった。本日の夕食のメインは魚だったので、ブリブリが新鮮な魚を調達してきた。ブリブリは魚にあまりなじみが無いので、高老師に電話して何が良いかお伺いをたてると、「中華鍋で蒸すことが出来る位で新鮮なもの、生きていたら尚良し。」と言われた。そこで彼は仕事を終えてからRanch99という巨大なアジア食品マーケットへ魚の調達に出かけた。水槽で泳いでいる魚はあまり種類が無く、高老師で携帯で電話を入れどの魚が良いかまた訊いた。先生はブリブリが言った英語の魚の名前が分からない、と言ったので、買い物をしていた中国人らしき女性を捕まえ、電話にでてもらい魚の説明をしてもらったそうだ。検討の結果ナマズに決定し、はらわたなどを取り除いてきれいにしてもらった。そうしてかわいらしいナマズがうちにやってきた。ブリブリは買い物のついでに先生を拾ってきてくれ、彼と瑞麗はスーザンさん一家へ向かった。先生は家に入るとすぐ魚を蒸す用意をし始め、たれを作った。私はにらの花を使ってチャンプルーを作り、ごはんを炊いた。龍玖は食事の用意が出来るまでの間、ウルトラマンごっこをして時間をつぶしていた。料理が出来上がると先生は「早く食べましょう、冷めたら台無しになってしまう。」と私たちをせかし、のんびり龍玖と私はあたふたして食卓へついた。ほくほくの蒸しナマズとチャンプルー、先生が家から持って来てくださった枝豆の煮物をおいしく頂いた。魚に目がない龍玖は殆どの身を食べてしまった。先生は中国人のお母さんらしく、魚の身をとりわけては龍玖のお皿の中へ入れ、私のお茶碗のご飯の上にも乗せてくれた。龍玖がおいしいそうに魚を食べているのを見て、先生はとてもうれしそうだった。食事に時間を掛け過ぎて、勉強にあてる時間があまりなくなってしまったが、質問したいところはだいたい見てもらえた。発音も随分上達したと褒めて頂いたが、LとRの発音はなかなかうまく出来ず、来週までの課題となった。
毎週火曜日はなにかと準備をしたり予習をしたりして忙しいが、龍玖と私はとても楽しみにしている。来週は牛肉の料理をする予定だ。
