午前中龍玖は日本語クラスへ行き、予想通り分厚い「け」の宿題ノートを持って帰ってきた。ブリブリは龍玖を学校から連れて帰ってきて、すぐに瑞麗をブリママのところへ昼寝のため連れていった。その足で彼は仕事へとオフィスへ向かった。龍玖に昼ご飯を食べさせてから感謝祭の休み中に出来なかった「か」の練習帳をようやく終わらせた。しかあまりの嬉しさにピアノの練習をさせるのを忘れてしまい、後で落ち込んでしまった。明日も予定が詰まっていてレッスンの時間をとれるかどうか微妙だがなんとか時間のやりくりをしようと思う。
夕食に真理さんが来てくれるというので、タイ料理のテイクアウトをオーダーした。久しぶりに会う真理さんに龍玖は大興奮していた。真理さんに就寝前の本の読み聴かせをしてもらい、御機嫌で眠りについた。瑞麗もとても終始楽しそうだった。真理さんはクリスマスはスペインで過ごすそうである。彼女はヨーロッパ各地に友人がいるので、真理さんの訪西班牙をきっかけにスペインへ集合するそうだ。とても楽しそうである。うちは去年と同じく家で静かに過ごす予定である。
サンフランシスコには2つのフランス語学校がある。一つはフランス人学校、もう一つはフレンチアメリカンスクールと呼ばれる学校だ。一つ目の学校は本来フランス人の子供のための学校だったので、再来年はフランス国籍を持たないものは入学を受け付けないという事になったそうだ。スーザンさんはアメリア嬢に第2か国語をさせたいということで、そのフランス人学校(リセ)へ行かせようかと思案しているそうだ。リセは彼女たちの家から歩いて10分以内のところにあり、それに来年幼稚園に入学するのでうまく間に合うようだ。別に彼女たちがお金持ちとかいうのではなく、なんとなくアメリア嬢が公立の学校へ行くというのはピンとこなかったので、なるほどと思った。生徒集めに苦労している公立の学校もフランス語プログラムを始めるといいのに、とよく思う。人気が出ること請け合いなのだが、なぜそうしないのか不思議である。