朝ぐっすり眠ったせいか、昼からすっかり元気になった瑞麗さんと一緒にユダヤ人街Malaisへ行った。観光客と地元のユダヤ人で通りはとても賑わっていた。ベーグルとペイストリーをデリで購入した。アパートメントにトースターがないので、フライパンで焼かなければいけないけれど、明日の朝食べるつもりである。
瑞麗さんが手作りの服とアクセサリーを売っている店へ入っていった。彼女の夏用のドレスを購入した。適当な靴屋さんはないか、と店の人に訊ねたら「repette」の場所を教えてくれた。日本でもデパートにお店が入っていたかな、という程度の知識しかなかったが、取り合えず行ってみることにした。
瑞麗さんがお店の人に子供靴が置いてある場所を訊いた。そして自分のサイズの赤いメリージェーンを出してもらい履いてみた。買って欲しいと言われ、簡素な作りの靴だったのでそんなに高くないだろう、と思い購入することにした。今着ている服に合うから、ということでそのまま履き、履いて来たサンダルをボックスに入れて貰った。
その美しいシューボックスを見て、「高価そうな箱だな。」と思った。値札はどこにもついていなかった。値段をフランス語で言われ、分からないまま、請求書を見て飛び上がりそうに驚いた。ここではとても言えない値段であった…。
とにかく大事に履く様に、と瑞麗さんに念を押した。彼女の子供も履けるように大事にさせよう。
さっきブリブリとチャットした時に、恐ろしく高価な子供靴を買ってしまった事を詫びた。本当にごめんなさい。
