2014-09-09 壽三升景清 母から招待を受け、南座へ行って来た。デパートの友の会会員が特別価格でチケットを購入出来たらしい。席は一階の9列目だった。近すぎず遠すぎずで、ちょうど良い距離だった。通し狂言だったので、笑いがそこらじゅうにちりばめられ、今話題になっている事柄を演出にうまく取り入れていた。最初は吃驚したが、それが歌舞伎の本来のあり方なのだろう。大詰はとても艶やかだった。非常に華やかだが、品の良い、それでいてユーモアの効いた見応えのある演出であった。