今朝はプールに行かずに飲茶の店へ向かった。「隆羽茶室」と言われる由緒あるお店で、ここも中環と言われる場所にある。２階に案内され、上がるとビジネスマンで店内は３分の１くらい埋まっていた。
席に着くとすぐにジャスミン茶が運ばれてきた。午前９時までは、店の人が各自トレイで点心を下げて店内を歩き回っているらしい。あまり種類がなく、龍玖と瑞麗さんの好きなものが廻って来る時にはお腹がいっぱいになっていた。近くの大きな丸テーブルを囲んでいた、ビジネスマンのグループは常連らしく、後から１人、２人と増えていった。だれか一人やって来る度に、迎え方が微妙に違うのが面白かった。
ある人は仕事仲間、と言った感じで「早晨 ！」とにぎやかに声をかけていたし、あるカジュアルな出で立ちの男性が入って来た時は、みなさん一同に立ち上がって挨拶をしていた。
この店は以前はかなりの高級店で、一般人には入る事が許されていなかったらしい。店の雰囲気は大正レトロ、といった雰囲気で、当時の面影をそのまま残していると思われた。
