随分前から家人に留守番をお願いしておいた。自転車を飛ばして会場であるオーブギャルリに着いた。虹さんがおられたので挨拶をし、隣に座らせてもらった。程なくメインの方が来て、コメンデーター２人、司会の人の４名が揃いシンポジウムが始まった。
巨大なトレーラーが台湾から日本へ来るまでの様子と、トレーラーの内装、外装が日台の美大生たち合同で美しく描かれて行く様子が描かれているドキュメンタリーが上映された。アーティスト以外の３人は中上健次の作品を研究されている人たちで、それぞれの人たちが持っている作家についてのエピソードを聴くことが出来た。作家の作品に対する見解を聞いていて、どの人も作家に対する愛情が溢れ出ていた。あっと言う間に２時間がたち、シンポジウムは終わった。帰り道興奮しながらまた自転車を飛ばした。途中うどん屋さんに立ち寄り、きつねうどんを食べながら、中上健次の作品に思いをめぐらせていた。たくさん思う事があるのだけど、また後日更新します。
私は「日輪の翼」以降の作品を読んだ事がない。これから読む本が見つかったので嬉しくなってきた。
