アンスティチュに行くのは去年のパリ祭以来だった。
Yves Chaurisというまだ３０代半ばの作曲家の作品を中心に７曲が演奏された。それぞれ違った個性を持った曲だったのに、入りことが出来る流れになっていた。２曲目のピアノの内部で演奏するパッカーションの曲が面白かった。ピアノの弦が傷まないかちょっと心配になってしまった。
マリンバの曲にはその楽器の音の印象をひっくり返された。このアンサンブルのリサイタルに来る度、パッカーションの奥深さに驚かされる。今度はどんな楽器で、どんな音を聴くことが出来るのかなと、いつも楽しみにしている。
このリサイタルのタイトル「静寂に耳をひらく」について説明があった。double meaningがあるそうである。共通するものとして、絵の余白を思い浮かべていた。演奏された曲目の中では、最初の「l'(im) mobile 」というピアノ曲が一番好きだった。 Youtubeで見つけたので、今も聴いている。
やっぱりまだ体調が戻らなくて、集中力が途切れがちだったのが残念だったけれど、心地良い時間を過ごした。
