瑞麗さんは無事彼女のおばあちゃまたちの家に着いた。
あちらはこちらより10度くらい温度が低い。無理やりダウンコートを持たせて良かった。
今日は職場でぼんやりすることが数回あり、ケアレスミスをしてしまった。
一緒にシストに入っていた人たちは2人とも仲良しで、明日はクリスマスケーキを買って2人で食べる、と言って適当なケーキをネットで探していた。「これ美味しそうでしょう。」と言って見せてくれたケーキはあまおうが沢山載っていて、14000円だった。すごくびっくりした。マウジーさんのケーキは本当にお値打ちなんだな、と改めて思った。瑞麗さんのお誕生日ケーキも本当に美味しかった。
私の誕生日に今回はケーキを作って頂く事になっている。龍玖と2人だけで食べるので小さいものをお願いしている。自分の為にケーキというのはちょっと照れてしまう。
母は家に来ると、庭の草引きをしてくれる。私と同じく整理整頓は苦手だけど、植物が好きなので、庭の手入れはまめにやってくれるのである。私のところで枯れそうになっている鉢植えを持ち帰り、見事に生き返らせてくれる。
玄関の靴箱の上に置いている花器たちが、知らない間に配置が変わりアレンジされているのに気づいた。母がしたみたいである。
もうすぐ年度も変わり一つ歳も重ねる。点在している、見えるもの、見えないものを動かして行こうと思う。