瑞麗さんとの距離は開く一方だった。
言い争いはもう無くなった。
淡々と、お弁当箱を洗わなくても、勉強をしなくても、私の家族にリスペクトが持てないからもう関わりたくない、お父さんの家族がいればいい、と言われても、何も感じなくなって来た。
担任の先生に「2年後にカナダに行くので、受験勉強はする必要がないため、勉強はしません。」と言った、と今朝瑞麗さんが言っていた。
瑞麗さんは自分の幸せを追っている。それは良い事なんだと心から思う。
もう我慢しなくていいのかもしれない。
私も好きな人と時間を過ごしたい。