lulu_batailleの日記

日々起こった事、思った事を記していきます。

醒ヶ井の梅花藻

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 とにかく小さな町だから、見て回るのに時間はかからないだろう、と踏んで中食後に醒ヶ井へ向かった。ガイドブックにも殆ど載っておらず、取り敢えず「醒ヶ井駅」を目指した。駅にある地産の食品販売所で妹が道を訊ねたら、地蔵川の梅花藻の花がよく咲いている場所を示した地図をくれた。

すぐ近くまで車で行き、無料駐車場に駐車してから川沿いを歩いた。もう8月も終わりなので、花はあまり残っていないかもしれない、と思ったが杞憂だった。

小さな白梅のような花をたくさんつけた藻が、とても澄んだ水の流れに揺られていた。 

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平日ということもあってか、梅花藻を見に来ている人はまばらだった。川沿いに立ち並ぶ家は古いがよく手入れされていた。

 

休憩がてら、醤油屋さんで醤油ソフトクリームを食べた。みたらし団子のソースをかけたサンデーみたいだった。

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梅花藻の愛らしさは思っていた通りだったので嬉しかった。 

台座を作る

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予め瑞麗さんにワークショップの事を話していたのだけど、全然乗り気ではなかった。プリプリ怒りながら自転車で岡崎へ向かった。聖護院辺りで一旦どこかへ消えてしまったりして、15分遅れて京都市美術館に到着した。

美術館の建物はフェンスでぐるっと周囲を囲まれていた。係りの方が私たちを待っていて、そのまま倉庫室へと案内してもらった。他の人たちは倉庫室のある建物のfield tripののち、スライドでプロジェクトの説明を受けていた。

美術館の地下には、大きな絵画を仕舞うスペースがあった。美術作品を保存するのに最も適しているという環境が作られていた。気温は22度、湿度は55%に保たれていて、それを一存では変えることが出来ないとのこと。外に面している壁は二重になっており、内壁との間には1メートルほどのスペースが空いている。空気の層を作り、外気の温度の影響を少しでも抑えるためだそうである。

今日のワークショップを企画された作家さんは、その内壁の一つの壁に貼られていた木の板を剥がし、台座を作れるように適度な大きさに切りそろえられていた。基本の椅子はすでに出来上がっていた。それに台座をつけ、横に板を貼ったり色を塗ったりして自分たちの台座を作り、それと共に倉庫室で写真を撮影する、というのが今回のプロジェクトの概要だった。

壁に備え付けられた電話や、照明などの設備を見ると、月日を感じさせられた。窓ももちろんないけれど、それでも木で囲まれたスペースはどこか温かみがあり、ここに住みたいと思えるほどだった。

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台座を瑞麗さんと相談しながら作って行った。

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それなりに2人とも満足のいく仕上がりになった。倉庫のあちこちに椅子を移動しては撮影をした。

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最後に参加者全員で記念撮影をしてワークショップはお開きになった。台座を自転車にくくりつけられるように紐を頂いた。作家さんと学芸員さん達は、とても気さくに話しかけ、親切にしてくだった。

瑞麗さんも上機嫌で金槌を振るっていた。貴重な体験をした午後だった。

休日1日目

昨日はフロントには一度も立つことがなかった。電話を取る度に時間がかかる仕事が増え、それをこなしていたらあっという間に終業時間になった。9月から人事異動が少しある。帰宅してから瑞麗さんと約束していたダイソーへ行った。

100円ショップが好きでたまらない瑞麗さんは、VIVRE内にある店では欲しいものは全て手に入れてしまったらしく、今はダイソーに夢中だそうである。

昨日から2学期が始まり自由研究の発表があった。瑞麗さんはスライムの標本を見せ、教壇で3つのレシピのスライムを作って見せた。普段考えつかないような組み合わせの物質が混ざり、不思議な感触の物質が出来上がる。クラスメイトたちは興味津々でデモンストレーションを見ていたそうである。

そんなわけで、発表が大成功だった瑞麗さんは機嫌がすごく良かった。買い物を終えて家に戻り、久しぶりにちゃんとした料理をした。食事の後、2人とも疲れていたので早めに眠ってしまった。

今朝は卒対委員会主催のお楽しみ会がある。早めに行ってお手伝いをして、正午に帰宅し今度はワークショップへ瑞麗さんと出かける事になっている。夕方には母と妹が来る予定である。

Naviのおかげで夢を見る

今月は職場ではNAVIを読んで疑問点をおさらいする月となっている。私にとっては知らない事だらけで、先日まとまった時間を貰いメモを取り続けていた。まだ3分の2残っている。今日も読む時間は多分貰えると思うので、今日中に終わらせたい、と思っている。

そのNAVIのせいか夢を見た。完全なるフィクションで、職場の人は誰も出てこなかった。悪夢というわけではなかったけれど、目が覚めても心が弾まなかった。どうせならもっと楽しい夢が見たい。

書類の整理は結構進んだ。明日から3連休だけど、ずっと忙しい。最後の3日間は仕事なので、帰宅したらそのまま片してしまおう、と計画している。空想はどんな状況で出来てしまうけれど、環境を整えないと創造なんて無理である。

 

plan the hell out of organizing tasks

昨日から瑞麗さんが帰って来ている。

夕食を摂ってからすぐに眠くなり、片付けもせずに眠ってしまった。目が覚めたら午前4時半だった。かなり疲れが取れたような気がする。

瑞麗さんは明日から2学期が始まるので宿題地獄となる。私の方は27日午前中に和箪笥が届くのと、29日からyちゃんが滞在するため、もう逃げられない片付けと庭の草むしり地獄に入る。

どちらも今まで放っておいた事への報いである。すごくしたくないけれど、仕方がない。

何はともあれ、まずお茶を飲もう。

 

 

 

水が綺麗な場所

今週末に母と妹、瑞麗さん、私の4人で琵琶湖へ行く。

米原(読み方を最近知った)にあるホテルで1泊する事になっている。第一の目的は瑞麗さんを楽しませることである。彼女の一番したいことは、ホテルに付帯しているプールで時間いっぱい遊ぶ、である。それが叶ったらこの小旅行の目的の大部分は果たされる。

チェックアウト後、琵琶湖周辺でどこか立ち寄る場所はないか、と調べて見た。琵琶湖へは結構よく行っているので、行ったことのない、面白そうな場所なんて残っていないかも、と思いながら探していた。そうしているうちに、1箇所だけ気になる場所を見つけた。

米原市内にある「醒ヶ井」という小さな街である。駅舎といい、町並みといい、古くてさりげない雰囲気が漂っている。それに並行して流れる小さな川は湧き水が源泉なので、水が非常に冷たく澄んでいる。その川の周辺にたくさん生息している「梅花藻」という植物が、夏の間中小さな花をつけているのである。

その梅花藻が水流に揺られている様子を見るのが、私の今回の旅のハイライトとなっている。ラファエル前派の私の好きな絵を連想しながら楽しみにしている。

トマトの甘酢漬け

ライターのMさんに「何を食べたいですか。」と訊ねたら「中華でもいい。」との事だったので、燕燕を推してみた。予約する事が出来たので、お店で落ち合う事になった。

お茶を飲みたかったので、青茶を頼んだ。青茶は茶葉を半発酵させたものである。Mさんは白ワインを飲まれていた。妹と行った時に食べたソフトシェルクラブの一品と空心菜の炒め物、ザーサイ、トマトの甘酢漬けを頼んだ。どれもすごく美味しかった。子供の頃はトマトが苦手で、目をつぶって食べていたのだけど、年を重ねる事にそんなに悪くないかも、と思うようになった。今もそのままはあまり好きではないけれど、ピクルスなど少し手を加えたものは好んで食べている。

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お互いの近況を報告しあった。色々起こるときはまとめて起こるんだよね、とおっしゃっていた。私にはここ5年くらいずっと起こり続けているけれど、長い目で見ればそれも一時期の事になるのかもしれない。

Mさんはパリでもよく走っておられたそうで、7月にお会いした時よりもさらにシュッとした感じがした。晩秋にはヨーロッパでフルマラソンを走るそうである。国立博物館のProjection Mappingで初めてお会いした時の印象は「カモシカのような人」だった。外見の印象はそのまま変わっていない。

夕食後、お茶を飲みましょう、と言う事になり、同志社大学にあるカフェへ向かった。2人ともサンデーとコーヒーを頼んだ。するとサンデーがガラスの器ではなく、ワッフルコーンに乗って運ばれてきた。「これはどう見てもソフトクリームですね。」と言いながら美味しく頂いた。

Mさんがパリで出会った人たちの話を聞かせてもらった。色々な国から様々な背景を持った人たちが集まる街なんだな、と再確認するようなエピソードだった。

また会いましょう、と言って分かれた。

trying to tame my unruly atelier

最近は疲れていても床で眠ってしまう事は無くなった。

前より睡眠は取れていると思う。

家中が混沌としているのだけど、一番よく時間を過ごすアトリエの片付けから始める事にした。この2畳ほどのスペースに身に付けるもの以外の全てが置いてあるのである。

私の一番苦手なことは書類の整理である。ファイルに分けているのに、いつのまにか分別が出来なくなってしまう。他の人はどうして明確に分別できるのだろう、と思う。本当は混沌とした環境は大嫌いなのに、自分では秩序を作る事が出来ない。誰か決めてくれないだろうか、と思う。

職場ではどこに何をファイルすれば良いか決められているので好きである。

今日の午前中、ライターのMさんがフランスから戻って来られる。すぐに大学へ行って一仕事されるらしい。夕方会う約束をしているので、それを楽しみに片付けに勤しむつもりである。

 

a reward for staying home all day

昨日は1日中家にいた。

やっと独りで時間を過ごす事が出来た。

庭に植えられているきゅうりとゴーヤは、見た目も枯れた後の掃除も億劫なので好きではない。

シルエットが美しいのだけが救いである。

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来年は朝顔を植えたい。

 

 

Riku's quincke on the shore

龍玖はおばあちゃまの家にいる。

私も海へ行きたい。


a wood stick quincke in Gibson

 

 

 

 

対抗している訳ではないけれど、数日前撮った賀茂川の写真を載せてみる。

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不思議な色が沢山散りばめられたパレットのようだった。

こちらも綺麗です。

雨足は弱まる

雷の音で目が覚めた。

午前6時過ぎから雨が降り始めた。暫く降り続けそうな気配がする。

瑞麗さんは今日の夕方から前夫の家へ行く。パリからRさんとKさんが日本へ遊びに来ているので、明日まで一緒に過ごし、土曜日には4人で東京へ行き1泊してから京都へ戻る事になっているそうである。Kさんはいつも楽しい事を企画されているので、瑞麗さんも楽しみにしている。

今日は遅番で仕事がある。土曜日から3連休なので、やらなければいけない書類制作に集中しようと思っている。

これで自分のことにまとまった時間を費やす事が出来る。

難波でお見送りをする

朝、漸く龍玖が荷造りを始めた。朝食の用意をする約束をしていたのだけど、龍玖にかかりっきりで出来ず、母は奈良の伯母のところへ向かった。前夫が龍玖を空港まで連れて行くので、京都駅で待ち合わせをした。もう大変な思いをして荷物を詰め込み、タクシーに乗った。龍玖のリクエストで大阪へ4人で向かった。

龍玖が出発前に髪を切りたい、と言いだしたので、なんばにやって来た。大阪行きの電車の中でヘアサロンへ電話を入れたら、予約がすでに入っているけれど、時間を作って切ってあげる、と言われたので、難波へ向かった。

龍玖をおいて、前夫と瑞麗さんと3人で近くのカフェのような喫茶店に入った。どこかの物の多い家庭のリビングルームのようなお店だった。びっくりするほど美味しくないパスタを頼んでしまった。料理が来る前に近所にあるデパートへお土産を買いに行った。店に戻り、美味しくないパスタを頂いた。ご馳走してくれたのでちょっと嬉しかった。

ヘアサロンへ戻ると、龍玖のヘアカットは殆ど終わっていた。念願のTwo Topにしてもらい嬉しそうだった。お支払いをして荷物を引き取り、なんば駅へ向かって心斎橋筋を南下し始めた。

龍玖は私の母から買って貰ったスニーカーを履き、髪を整えていたので「これで漸く心斎橋筋を歩いても恥ずかしくない出で立ちになった。」と言っていた。そんなことを考えながら歩いた事がなかったので、不思議な気持ちになった。龍玖も瑞麗さんも好きなお店の前を通り過ぎる時「入りたい。」と言っていた。

道頓堀を渡る時に龍玖の写真を撮った。

 

駅に到着し、前夫は空港特急のチケットを龍玖と自分の分だけ購入した。龍玖の荷物を整理して、少しだけ会話を交わし、最後にハグをした。龍玖が改札を通り、遠ざかって行くのを見て少し泣いてしまった。

自分の中で踏ん切りがつく事が出来たので、なんば駅まで一緒に来て本当に良かった。

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