瑞麗さんはまた熱を出した。
新学期最初の日だった瑞麗さんは、いつもと変わりなく登校したのだが、１２時に迎えに行くとかなりだるそうで靴を履き替えるのもやっとという感じだった。体を触るとかなり熱く、バス停まで歩くのもままならないかった。バスに乗ったとたん眠り込んでしまい、起こすのは不憫だったのでブリブリにバス停まで迎えに来て欲しい、と車中から電話を入れた。
家に着くとすぐ手を洗い、ソファに転げ込んでしんどそうだった。熱を測ると３８度６分あり、薄着をさせて冷房をかけた。龍玖が帰宅して宿題をさせている間、彼女の部屋は冷房がなく熱すぎるので、居間でDVDを観せておいた。５時半に夕食を食べそのまま後はブリブリにお願いをしてクラスへ向かった。
午後９時５０分に帰宅し、シャワーを浴び、洗濯や皿洗い、龍玖の学校の用意をした。午前１２時ごろ瑞麗さんが起きて泣き出したので、ベッドへ行きおでこをさわったらとても熱かった。熱を測ったら３９度１分だったので、アメリカから持ってきた解熱シロップを飲ませた。熱のせいか寝付けないようで、午前３時頃ようやく眠ってくれた。
朝６時半に瑞麗さんは目が覚め、あまりの睡眠不足にご機嫌が悪かった。熱は３６度９分と下がっていたが、解熱剤の副作用で体中に湿疹が出ていた。８時半ごろから１１時半までソファーで眠ってしまった。小児科へ電話をし、状況を説明して４時半に予約を入れておいた。瑞麗さんは起きてから観ていた「崖の上のポニョ」のDVDの影響で、ポニョが食べていたサンドウィッチを昼食に所望した。トマトは嫌いだし、レタスは家になかったので、ハムときゅうりのサンドウィッチを作り、出したら結構食べてくれた。熱はなく、すっかりいつもの瑞麗さんに戻っていた。
小児科へは瑞麗さんをストローラーへ連れて行った。
