家人は大阪へミーティングのため出かけた。祖母の事を考えていて、そういえばお好み焼きが好きだったな、と思い出した。夕食に祖母スタイルのお好み焼きを作った。近所のお好み焼き店より美味しい、と評判は上々だった。食事の後、瑞麗さんに購入した漢字ドリルをさせたが、なかなか身が入らず、大きい喧嘩をした。瑞麗さんは９時過ぎに何も言わず自分の部屋へ入って行った。居間へ行くと、瑞麗さんが書いたメモがテーブルの上に置いてあるのに気がついた。さっきの暴言についての謝意と、漢字ドリルのノルマはこなした旨が書かれていた。私も励ましの言葉をしたためたノートをテーブルの上に置いた。
