龍玖の飛行機は15分遅れて到着した。私も少し遅れたので丁度良かった。誰かが龍玖の身長は160cm近くある、と言っていたので、私と同じくらいか、と思っていたが、まだ154cmだった。しかしながら変声期に入っているので、半分青年のような声になっていた。
京都行きのリムジンバスに乗った。龍玖はとても機嫌が良く、お弁当を食べながら、学校の友達の話をしてくれた。
家に帰るとすぐ瑞麗さんの自転車に乗って、Y君の家へ挨拶へ出かけて行った。1時間ほどして帰宅し、瑞麗さんと一緒に今度は私の自転車に乗って100円コンビニへと買い物へ向かった。帰ってきて無理やりシャワーをさせて、暴れる二人の真ん中に入り眠った。
蝉の声で目を覚まし、龍玖の学校で流行っているという音楽を流し始めた。私は空想の世界へ入って行った。