瑞麗さんは今晩は比較的機嫌が良かった。
今日は4時間授業だったので、下校後に仲の良い小学校からの友達２人が遊びに来たらしい。それぞれクラスが違うので、数ヶ月に一度くらいしか３人で会う機会がないそうである。集まるのは大抵この家なのだが、いつも２人とも私が家にいても気にせずに床でゴロゴロしたりしている。
今日はYちゃんがピアノを結構長い間弾いていた。その間、Uちゃんは畳の部屋でゴロンと横になり、その内に眠ってしまった。瑞麗さんは２人の間を行ったり来たりしてこっそり写真を撮っていた。結局３人とも横になり、やっぱりゴロゴロしていたそうである。
私の友人も家に来ると気持ちが穏やかになるのか、横になると暫くそのままでいる。だけど私の母はこの家と来る度、私に生活感が全くない、と怒って来る。それは私が子供っぽいからだからそうである。それで落ち着かないのでゆっくりとした気持ちになれないのだそうである。いつも片付いている訳ではないし（ここ暫くはいつも散らかっている）、何を持ってそうなるのかよくわからない。私の友人やここに泊まって行かれたお客さんたちはゆっくり出来る、とかよく眠れる、とか言ってくれているのに。
ただ単に、母は私が一緒にいる空間ではリラックスが出来ないのである。私はあまり人を緊張させない性格だと思っていたのだけど、全員がそう感じる訳ではないのだろう。
