先週の土曜日、瑞麗さんのヘアカットが終わった後、アメリカに行く前によく行った画材店へ立ち寄った。当時は心斎橋筋に店はあったのだけど、今は東へ2本、南へ3本下がった場所にあるビルの2階に移転していた。開業してから100年になる老舗である。
父のポートレートを描く為のスケッチブックと画材数点を購入した。瑞麗さんは店に入るまでは億劫そうだったのだが、沢山の画材を見るなりウキウキしながらカゴに画材を入れて行った。
瑞麗さんの欲しいものを、厳選して数個に減らして貰い代金を支払った。帰り際、額を購入した女性とエレベーターで一緒になった。画材店の人が深々とお辞儀をして見送っていた。昔あった店舗では見られなかった光景だったので興味深かった。画材店はめっきり少なくなっているので、このお店がまだ健在だったのがとても嬉しい。
練り消しゴムを使うのは数十年ぶりである。アメリカでは使った事がなかった。存在するのかも分からない。父に見て貰える様に早く描こうと思う。