瑞麗さんを送った後、地下鉄を乗り換えて「Saint Michel」駅で降りた。目的地へ向かう途中、版画を扱う画廊を見つけた。夏休み中ということで店はきっちりしまっていた。隙間からどんな作品があるか数分間眺めていた。ようやく念願のChabonnelにたどり着いた。かなり滞在しているアパートメントから近い。これだったらもっと前に行けば良かった、と後悔しながら店に入った。
壁一面にインクが並んでいる。道具はガラスケースに入っていた。道具はバッチリ持っているので、ざっと見るだけにした。大抵の画材店はインクの在庫がない、という事がある。直売店だけあって、品揃えがさすがに完璧なので大興奮だった。昨日行った画材店にはなかった紙が置いてあったので、試して見ようと思い５枚だけラックから取り出した。インクは結局よく使う３原色とベーシックな黒のチューブを選んだ。インクの他に見た事がないグラウンド類が並んでいた。いろいろ質問をして、リタッチ用のグラウンドも買うことにした。インクはやっぱり地元で買うと安い。日本だと３倍はする。
アートストアで銅板を大中小合計１２枚買ってある。ポートフォーリオに入れて持って帰ろうと目論んでいる。ペラペラのプラスティックの箱なので、耐えられるかどうか不安だ。なんとか関空まで持ちますように…。
