昨晩までの３日間、夜も気分も比較的落ち着いていて夜中起きだす事なく過ごせたが、今晩はまた辛くてこうして日記を綴っている。夕方からパン、クラッカー、うどんなど炭水化物ばかり食べていたからだろうか。お腹がもたれているのかもしれない。
前回もずっと落ち込み続けていたことを思い出す。でもあの時は日本で妹と一緒に過ごしていたので、精神的には随分とましだったような気がする。彼女が気を使ってくれていたこともあるし、あまり他に心配事もなかったせいだろう。
今回はしっかりと高齢出産の域に入ってしまっていることや、家族のこと、作品のことを考えたりしてうまく行かない現状に苛立ちを覚えている。もしかしたら出産までこの状態は続くかもしれない。やらなければいけないことは山積みなのに。
てなわけで、ちょっと落ちていたが今日はまだ気分がましなので嬉しい。あまり哀しい内容の本は読まないようにしよう、と自分の本棚を物色してみたが、なにも今読めそうなものがない。とりあえず「ノルウェイの森」を読んでみた。何年ぶりかの再読だが、前に読んだときには感じなかった、あまりの人間の残酷さというものに絶望を覚えてしまった。というわけでまた気分は沈んだ。気分が向上する本というものを私は持っていないのである。そういえば前回の時もボリス・ウ゛ィアンの「心臓抜き」、セリーヌの「なしくずしの死」などを読んでいて、同じことを思ったのを思い出したのであった。
