昨晩は龍玖が長い昼寝をしたせいで１１時まで起きていた。で、私も彼が寝るまで付き合わされる。強烈な吐き気を覚えながら台所で横になり、龍玖と一緒にミニカーにガスを入れる作業（真似だけ）をしていた。昼寝をしてくれると自分の時間が出来て良いのだが、やはり夜にゆっくり出来るほうが有り難い。
夕食にハンガリーのシチュー「グラッシュ」を作ろうと思い、ブリブリが買っておいたシチュー肉を冷凍室から取り出しておく。パプリカと赤ピーマンを買いに出かけないと。
グラッシュはなかなかおいしく出来た。白パンは必須アイテム、とハンガリー人の知り合いにもらったクッキングブックに書いてあったので、バゲットをスライスして出した。先にバゲットを出してしまったためにパン好きの龍玖は張り切って食べてしまい、肝心のグラッシュはあまり食べてくれなかった。
ヨーロッパの料理には白パンがよく合う。ドイツ料理には重くてすっぱいパンがぴったりだが。白パンと聞くといつもハイジを思い出す。あの頃は柔らかな白パンを食べられるということは富の象徴だったのかもしれない。いまじゃ一番の安物だけど。
