lulu_batailleの日記

日々起こった事、思った事を記していきます。

検査の日

今日は羊水検査を受けた。

朝ブリブリと一緒に龍玖を学校へ送り届け、学校までの道中にあるUCSF Hospitalへそのまま直行する。私のかかりつけの病院には設備がないので、こちらで受けることになったのである。病院へ着いてから30分ほど待った後、コンサルタントの人の部屋へブリブリと通される。私たちの家族3代さかのぼっての病歴などを尋ねられ、検査についての詳しい説明をしてくれる。私の年齢での出産で、ダウン性の赤ちゃんが生まれる確率は186分の1だそうだ。なんらかの染色体異常の子供が生まれる確率に関しては89分の1と統計に出ていた。コンサルタントの人が、これは言い換えれば98。5%は健康な赤ちゃんであるということである、言っておられたので少しホッとする。説明が終わってから待ち合い室へ戻りまた30分ほど待たされる。

名前を呼ばれ、検査&処置室へ通される。お腹を出してベッドへ横たわった。すぐに検査技師が超音波で赤ちゃんの様子を詳しく調べ始める。10週間ぶりに私も赤ちゃんの姿を見る事が出来た。20分ほどかけて技師の人は内臓(特に心臓を念入りに)、骨、脳などを調べ、大きさを測っていた。赤ちゃんはえらく動いていて、あまり明瞭な写真を取れないと言われる。性別を尋ねると、どうも足をきちんと揃えて閉じているようでよく見えないが、股の間にはついてなさそう、と言っていた。

一旦彼女は退出し、5分ほど経ってから今度は羊水検査の専門技師が先ほどの超音波の技師と入ってくる。超音波で専門技師が赤ちゃんの様子を超音波を調べてから、いよいよ羊水採取である。お腹に針をさされたことがないので、かなり緊張する。鏡で様子を見たいか、と言われたが遠慮させてもらった。超音波で赤ちゃんに針が当たらない場所を探しポイントを指で押さえて針を刺し、羊水を採取する。針を刺してから抜くまで1分ほどだった。腕からの血液採取より全然痛みは軽かった。現在の羊水の10分の1を採ったと言われた。1日経つと元の量に回復するそうだ。最後に赤ちゃんの心臓が動いているか確かめ、検査は無事終了した。どちらの技師も、あまり明瞭ではなかったが股間になにも見えなかったと言っていた。超音波で見る限り、異常はなにも見られないとのこと。ちなみに性別は検査結果と一緒に判明する。結果が出るまで11日〜2週間かかるらしい。それまで不安な日々を過ごすことになるだろう。

まだ12時だったので、龍玖の学校の近くのタイレストランで昼食を摂った。私は24〜48時間安静なのでそのまま家へ戻り、龍玖はブリママのところへ行き、ブリブリは会社へ行った。座っているとお腹が痛いので、ソファーに横たわってサリンジャーの「ファニーとゾーイ」を再読する。ブリブリがベトナム料理の店「Tu Lan」から夕ご飯をテイクアウトしてくれたので、それを食べる。食事の後ベッドへ横たわり、ブリブリにカポーティの「Other Voice, Other Room」を15ページほど音読してもらう。

ブリブリの提案とブリママの後押しで、龍玖はそのままブリ両親の家で1泊することになった。初めてのお泊まりである。私は4、5キロ以上のものを48時間持ち上げられないし、早歩きや、トイレで踏んばることもさえも禁止されているので、寂しいけれどお願いした。ブリブリはブレント君と卓球をしに行き、私はブレント君から借りた「ドッジボール」のDVDを観て夜を過ごした。非常にばかばかしい内容だったが、今のコンディションでは丁度良い感じだった。明日は一緒に貸してもらった「ロードオブザリング」第1話を観るつもりだ。