土曜日は龍玖の誕生日である。
それで誕生日パーティーを土曜日にすることになった。龍玖は学校の友達を３人呼びたいと言ったので、招待しておきなさい、と言っておいたのだが、忘れてしまっていたようで言っていなかった。
ブリブリに「誕生日パーティに招待する子供たちの親に電話したか。」と訊かれ、「していない。龍玖がまず友達に訊いてから。」と言ったら、「もうすぐなのになぜ電話しないんだ、あなたが母親なんだからイニシアチブをとりなさい。」と怒りながら言われた。そこから言い合いになり、自分の誕生日のことに話が及んで感情が高ぶり、久しぶりに泣いてしまった。
私のはてな日記を読んでいてくださる人はご存知だと思うが、私は自分の誕生日に関して良い思い出が殆どない。そんなわけで身近の人の誕生日はお祝いしてあげたいと思い、そうしている。龍玖の誕生日も凝ったことはではないが、ちゃんとするつもりだった。
だけどブリブリのように、２年前の誕生日パーティの時のように手品師を呼んだりとか、大きなイベントは考えも及ばない。誕生日をそんな大イベントにする概念が私の中にはないのである。
明日龍玖の友達のお母さんに取り合えず電話することで話は落ち着いた。瑞麗さんの誕生日パーティの事は早めに考えよう、と思った。
