lulu_batailleの日記

日々起こった事、思った事を記していきます。

ドイツ文学のすすめを受ける

昨日の夕方、瑞麗さんがマウジーさんのケーキが食べたい、と言うので行って来た。今の時期は時間が出来るので、仕事の合間に読書をされている。「松林図屏風」をもうすぐ読み終わるそうである。Y子さんは他にミステリー小説を並行して読んでおられて、今国内外で注目されているドイツ人作家を教えてくれた。

戦後ドイツではミステリーやサスペンス小説はあまり書かれなかった。どうしてもナチスドイツのことを描くことになってしまうかららしい。それがここ10年の間に優れたミステリー作家が出てきて、世界中で評価が高まって来ている。Y子さんのお奨めはフェルナンド・フォン・シーラッハという作家である。初期は短編が多いので読みやすい、とのこと。私が興味を惹かれたのは「禁忌」という長編だった。文字に色を見出す共感覚を持つ男性が登場する。早速図書館のインターネットサービスで予約した。とても楽しみである。