lulu_batailleの日記

日々起こった事、思った事を記していきます。

Yちゃん家(改修中)を見学する

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今朝は着付け教室の代わりに着物の歴史と成り立ち、そして合わせ方の授業があった。

 

大島や琉球などの紬、後染の反物を見せて貰った。私は母から譲り受けた大島紬の反物を仕立ててもらう為に持参していたので、八掛を先生に選んで貰い、お仕立てのお願いをした。

終了後、待ち合わせをしているYちゃん家へ向かった。

お父さんの所でegg huntingを済ませた瑞麗さんとYちゃん、そしてピアニストのYさんが合流した。

家の中は一体何が起こっているのか検討が付かないほど変化していた。

それからYちゃんが一緒に歩き廻り、その空間がどの様になるのか、とても詳しく説明してくれたおかげで、頭の中でイメージが出来て来た。

空間の取り方、光の取り入れ方が、私の家と、Yちゃんのご主人のMさんのアパートメント、そしてアトリエに共通した所が少し見受けられた。完全な個室は殆どなく、何処かが開かれていて、家族の気配が感じられる、だけどプライバシーは確保できる造りになるそうである。

1階と2階の天井を取り払い、階段横に大きな壁を作るらしい。私の家にもその様な空間があり、日の傾きによって様々な角度と強さで光が1階まで届く様になっている。

その吹き抜けの場所で仰向けに横たわり、窓から光の差す様子をたまに眺める事がある。家の中でも特に心地良い空間である。

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2階部分はかなり凝った造りになるらしい。ところどころに張った梁に逆らわず、あらゆる空間を利用する所が凄い、と心から思った。

壁には改築当時に貼られた新聞若しくは雑誌がそのまま残っていた。それがとても綺麗だったので写真を撮ってみた。私だったらなんとか残して欲しい、とお願いする様な気がする。

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残っている壁は黒っぽい部分が多いという事もあり、2階部分の全体の印象は変えずに黒にする、との事である。

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とても立派な梁が途中で切断されている部分があった。その続きがあったと思われる場所がくり抜かれた様になっていた。

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さらにその部分に毛筆で字が書かれていたのが印象的だった。

2階の壁の目線くらいの場所に布巾掛けが残っていた。

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どうしてこんな所にあるんだろう、と呟いたら、2階でお茶を嗜まれていたらしいよ、とYちゃんが言っていた。Yちゃんもお茶を嗜む事が出来る様、低めに通っている梁下ににじり口の様な出入り口を作り、お茶室として使える様に設えるそうである。

今は人手がとにかく足らないそうで、家を担当してくれた大工さんがほぼ一人で作業されているそうである。大黒柱に彼の高度な技術で施された繋ぎ目が見受けられた。

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ちなみにこちらは、家の1階の和室の裏側/キッチン側に張られた木製の板の継ぎ目である。 

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7月にYちゃん一家が京都へ来る予定なので、それまでに家が完成していて欲しい、とYちゃんが言っていた。

私もとても楽しみにしている。