lulu_batailleの日記

日々起こった事、思った事を記していきます。

Danaë

こちらへ戻って来る2日前にマウジーさんへ行った。

ストックのお茶が無くなった、とおっしゃっていたので、自宅にあるお茶を持参した。Y子さんは注文の誕生日ケーキのデコレーションをされていた。暖房がないのでかなり服を着込んで臨んだけれどやっぱり寒かった。

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夏にLeopold Museumで観た、ベルギー人の女性作家の展覧会の図録がもしあったら、是非購入したい、とLさんに伝えて欲しい、とお願いをした。そこからLさんのアートの趣向についての話になった。彼自身は今も館長をされているが、企画展にいつも携わっているわけでないらしい。私が観た展覧会は恐らく学芸員の企画だろう、とY子さんはおっしゃっていた。

私が美術館へ行った時に、Lさんに案内をして貰ったか、と訊かれた。時間を無理やり作って観に来ていたので、ゆっくり見て回る時間もなかったから声をかけなかった、と答えた。「それはもったいなかったね。」「年少の頃からクリムトエゴン・シーレの作品に囲まれて育った彼には、批評家のそれとは違った、独自の絵に対する審美的な意見を持っている。それらを聞く事によって、また違った見方をする事が出来るのではないかしら。」と言われた。

続きます。

小さなアパートメント

数日過ごし、アパートメントの狭さを実感して困惑している。広さとしては10畳くらい、そこにソファーベッド、ダブルサイズベッド、テーブル、テレビそして引き出しが置かれている。キッチンは凄まじく小さい。妹の短大時代の6畳一間のマンションのキッチンに匹敵する。調理する場所がないので床に置いてしている。流し台は洗面台より小さい。今朝前の夫に「自分はどうしてもしたくないので、食費は出すから料理をしてほしい。」と頼まれた。それで一旦了承した。

だけど、パリに来てからも、ラザニアに少しだけ人参を入れたら、健康食品みたいで嫌だ、本場では入れない、とか、和食は費用がかかる、僕のお母さんだったらベジタリアンだし、食費を抑えられるのに、など、文句をよく言われていた事を思い出した(その前はもっともっと酷かった)。私にはもう用意する義務はないんだ、と思い直し、食費の3分の1は出すので別々にしましょう、と言った。すると、拒否されると思わなかったみたいで、びっくりした顔をしていた。近所のスーパー以外での食料品の買い物については私が全額出すので、あちらのお母さんがいた時と費用はあまり変わらない、と思われる。

 

飛行機に乗っている間、エッチングの事を考えていた。白黒をやりたいな、と思い始め

ていたので、スケッチをした。夏の時は2、3時間しか作業できなかったけれど、今回は瑞麗さんも中学生なので時間の都合がつきそうである。それで数年前の夏に通ったアトリエのオーナーさんに、1ヶ月間使わせて欲しい、と連絡を入れた。今は返事待ちである。

明日から瑞麗さんと彼女のお父さんは、Mさんのアトリエへ行き、そこで2泊する。2人は木曜日に戻って来てすぐニースへと旅立つ。6泊して14日にパリへ戻って来るらしい。龍玖は学年末テストがあるので、私と2人で残ることになっている。こういう事はあまりないので楽しみにしている。

Yちゃんはロンドンに一人で残っている。3月下旬に京都へ来て、私の家に滞在する。そしてR君とKちゃんの3人が6日間位家に泊まる事になっている。Mさんは一人旅をされるらしい。去年の9月、Yちゃんと大阪へ行った。すごく楽しかったから、R君とKちゃんにも大阪を知って欲しい、と言われたので、一緒に行くつもりにしている。

 

 

out to the city

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 Vanvesのマーケットへ行くため瑞麗さんとアパートメントを出た。乗り換えで降りたモンパルナス駅は日曜日の朝だったせいか、人影はまばらだった。

マーケットには10時頃到着した。小雨が降っていたので、出ている店は普段より少なかった。ライターのMさんの誕生日が近いので、何か見つけられたらいいな、と思っていたが、あまり彼女が好きそうなものはなかった。自分用にケーキサーバーと小さなフォークを買った。

アパートメントに置いてなかったドライヤーを買いにLes Hallesへ行く事にした。前回行った時は、クリスマスのデコレーションがあって華やかだったエントランスは普段の姿に戻っていた。Fnacへ行ったら店は閉まっていた。

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それからMaraisへ行き、Méertでgaufreをおやつに購入した。瑞麗さんがすごく美味しい、と言って喜んで食べていた。その後立ち寄ったBHVでドライヤーを見つける事が出来たのでホッとした。

Centre Pompidouに併設されている、Brancuciのアトリエに瑞麗さんを連れて行った。こんなアトリエがあったらいいね、と言いながら見学した。

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 疲れていたので、本館へは入らずに帰途に着いた。

 

 

無事到着

フライトはスムースだった。

「君の名は」を見た。思っていたより面白かった。

空港で荷物が出ている前に、iPhoneSIMカードを取り替え、そしてクレジットを購入した。滞在先のアパートメントにはインターコムが無く、ドアを開けて貰うには電話しなければいけない、という事だったからである。

Mさんのお勧めで"LE-BUS DIRECT"に乗った。その前にM&SへMさんと交代で入った。食べたかったHummusとバゲット、雑穀サラダを購入した。バスに乗るとちょうど夕暮れ時で空がとても綺麗だった。

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Champs-Élyséesで降りて、Mさんとともにタクシーに乗った。彼女が先に降り、次に自分の行き先へ向かっていった。RERに乗るより全然楽だった。

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アパートメントの前で電話を入れた。かなり大きなコンパートメントのビルだった。部屋はめちゃくちゃ小さいが、小綺麗で暖かい。

 

Mercury lamp

後6時間と少しでシャトルバスが迎えに来る。

今回は少し眠れそう。

パリも来週はまた寒くなるらしい。ルーブル美術館でテロ騒動があったので、暫くは警戒態勢になっていると思われる。

ずっと会いたかった人に再会した。色々な事が重なり、思い描いた形ではなかったけれど、それでも凄く嬉しい。

 

午後10時45分の現状

母が淡路駅の連絡通路で、玉鮨の美味しい恵方巻を他のものと一緒にくれた(はずだった)。

それらを受け取ってすぐ京都へ戻ってきた。お腹が空いていたので、ワクワクしながらバッグに入れた包みを開けたが、恵方巻が入っていなかった。途方に暮れていると、母から恵方巻を渡すのを忘れちゃった、と電話が入った。何しに行ったんだろう、と考えながら暫くぼんやりしていた。

恵方巻を食べなかった事は今までなかったので、これではいけない、と我に帰り、急いで買いに出かけた。

今はフィナンシエを焼いている。

出発前はどうして色々起こるのだろう。

現状

豆まきに招かれたが間に合わなかった。

AさんにもMさんにも今日は会えない。

Mさんは明日一緒のフライトでパリに行く事になった。今朝早く起きて座席が隣になる様に取った。

昨晩遅く、区役所に取りに行って欲しいものがある、と言われたので行って来た。

今焦がしバターを作っている。

龍玖と瑞麗さんの前のピアノの先生がSちゃんと立ち寄ってくれた。1年ぶりの再会である。手作りのケーキをいただいた。

堺へは行かない、と思ったが、母がどうしても渡したいものがある、と言うので、淡路に午後7時30分に待ち合わせになった。フィナンシェは帰ってきてから焼きます...。

 

材料の分量

抹茶フィナンシエの材料の分量である。

 

卵白       140g

薄力粉       60g

抹茶         6g

アーモンドパウダー 60g

ラニュー糖   100g

はちみつ      30g

発酵バター    130g

塩       ひとつまみ

 

作り方は覚えているので、分量だけレシピが見つからない時のために。

 

残り雪

昨晩はとても寒かった。

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雪がまだ残っている。昼から晴れるそうなので、直ぐに消えてしまうだろう。

やっと体の調子が戻ってきた、と思ったのに明後日パリへ戻る。

今日は出来るだけ制作をしたい。

明日はお昼に稲盛会館近くのオフィスにいるAさんと会う(多分)。そしてやはりその近くのラボで働いているMさんと会う(多分)。今思い出したが、節分なのであの周辺はかなり混雑してそうな気がする。

その後、最後の買い物へ行かなければいけない。それから堺へ行き、父が注文してくれた恵方巻を取りに行こう、と計画しているが、恐らく疲弊して無理だと思われる。

これも思い出した事だが、出発までに抹茶フィナンシェを焼くことになっていたのだった。

 

ランプの傘を無くす

エッチングの版を動かしている時、うっかり卓上ランプに当たり倒してしまった。白乳色の傘は細かく砕け四方へと飛び散っていった。元々割れていた物をテープで補修して使っていたのだった。熱のせいで段々と繋がった部分のテープが劣化し、破片が落ちて来そうになっていた。なのでいつか壊れるだろう、とは思っていた。

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少し楽になった。

絹の手袋

Yさんと夕食を共にした。

近所の京風中華料理店で落ち合った。順番待ちをしている間に料理を注文したのだけど、多すぎて沢山残してしまった。残りはYさんのご好意で持ち帰らせて貰った。

家に戻りお茶を入れた。Yさんはピアニストなので指を保護するための手袋を色々持っている。彼女も使用している眠る時に着ける絹の手袋を、お餞別にプレゼントしてくれた。元々鑑賞用の手ではないし、油分が付くと版が汚れるので、ハンドクリームも塗ったことがない。一度も使う機会がなかった、ロンドンにいたお母さん友達の一人から送られたクリームを今度使ってみようと思う。

久しぶりの雨

今朝は頭が痛くてあまり思考が働かずにいた。午後から調子が戻ってきて今は元気である。一昨日前、水の音が聞きたくて、タルコフスキーの「ストーカー」を観ていた。今はたっぷり降っているので、雨音とともに排水溝に流れ落ちる水の音が聞こえる。やっと聞けたので嬉しい。

デカダンス

両親が地元にあるステーキハウスへ連れて行ってくれた。1950年代に創業した店で、今も予約でいつもいっぱいらしい。立派な建物で、内装も下品にならない程度にArt Nouveau調に設えていたり、巨大な牛の頭があったりして好きである。

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体調が完全に戻っていないので、一番小さな肉にした。美味しくいただいたのだけど、後でお腹の調子が悪くなった。油断してはいけないな、と思ったのだった。

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また堺へ行く

Cranach展とギャラリーは平日に行くことにした。

Aさんからメールがあり、今晩、京都博物館で催される束芋のイベントのチケットが一枚余っているが、いかないか、とお誘いを受けた。Aさんは作家さんと近い友人なので、前にも彼女が舞台デザインをした浄瑠璃を一緒に観に行った事がある。

今晩は堺で両親と妹夫婦の5人で会食があるので行けない。凄く残念である...。