7月の中旬になっても朝5時半頃から鶯の声が聞こえて来る。雄がパートナー探しのために春限定に鳴く、と聞いたことがある。未だパートナーが見つからないのかもしれない。
鶯にも音程が外れる鳥がいるらしい。家の近所に住んでいる鶯はとても良い声をしている。いいな、と聞き入っていると、大抵の場合、下品な鴉の声にかき消されてしまう。
ブリブリの大叔父さんが、大叔母さんが亡くなった時にEdgar Allan Poeの「大鴉」について話していた。彼の心情と主人公のを重ね合わせていたのだろう。
鶯の声で目が覚めるなんて素敵、と思うけれど、鴉の方がその存在としては断然惹かれる。